伊藤亜紗×ドミニク・チェン×三宅陽一郎「身体と科学技術が交わる未来」(2019/12/27収録)@gubibibi @dominickchen @miyayou
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【収録時のイベント概要】伊藤亜紗さんが新たな観点から身体論を展開した新著『記憶する体』、三宅陽一郎さんが参加する座談会「AI研究の現在とSFの想像力」と、ドミニク・チェンさんの論考「メタ床ーーコミュニケーションと思考の発酵モデル」が収録された『ゲンロン10』のW刊行記念イベントをゲンロンカフェにて開催いたします!伊藤さんの新著『記憶する体』は、我々がいかに自らの身体と付き合っているのか、あるいはどのように付き合っていくべきかを、障害をもつ人の11のエピソードをとおして考えるとともに、人間の身体と科学技術が共に生きていくことについて考察する本でもあります。『記憶する体』でも引用のある『人工知能のための哲学塾』の著者・三宅陽一郎さんは、『ゲンロン10』収録の座談会で、人間と人工知能の情報処理の根本的な違いを身体感覚の有無に見出し、人工知能と人間の身体の違いについても言及されました。また、伊藤さんとともに「情報環世界研究会」の中心メンバーとして『情報環世界』にも参加されているドミニク・チェンさんは、『ゲンロン10』収録論考で人間の無意識的な思考と行為のプロセスを解き明かしながら、岡田美智男『弱いロボット』に触れて、人間とロボットの協働の姿を、ぬか床ロボット「NukaBot」から見通します。イベントでは、お三方に20分程度のプレゼンをご用意いただき、それぞれの専門知を披露いただくとともに、人間の身体と科学技術が共に生きる未来について、また、人間と人工知能の違いや、人工知能と身体の関係性について議論いただきます。身体×科学哲学×AI が交差する貴重なイベント、どうぞお見逃しなく!▼プロローグより誰もが自分だけの体のルールをもっている。階段の下り方、痛みとのつきあい方……。「その人のその体らしさ」は、どのようにして育まれるのか。経験と記憶は私たちをどう変えていくのだろう。視覚障害、吃音、麻痺や幻肢痛、認知症などをもつ人の11のエピソードを手がかりに、体にやどる重層的な時間と知恵について考察する、ユニークな身体論。障害を持っている方と関わっていると、「この人の体は一つなんだろうか」? と思うことがあります。物理的には一つなのに、実際には二つの体を使いこなしているように見えるのです。(中途障害者の場合は)今生きているのは障害のある体だとしても、記憶としては、健常者だったときの経験の蓄積があります。「多重人格」ならぬ「多重身体」。記憶が生み出すハイブリッドな体です。身体と科学技術が交わる未来 – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20191227/