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彼女は言った。
「君の膵臓をたべたい」 春。 まだ遅咲きの桜が咲いている、4月のこと。 他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」は、病院の待合室で、一冊の文庫本を拾う。手書きの文字で『共病文庫』と題されたその本は、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。 日記の中身を目にした「僕」に、桜良は自分が膵臓の病気で余命いくばくもないことを告げる。それは、家族と医師以外には病気を隠している彼女にとってただひとり、秘密を共有する相手ができた瞬間だった。 最期の日が訪れるまで、なるべくこれまでどおりの日常生活を送りながら、やりたいことをやり、精一杯人生を楽しもうとする桜良。そんな彼女の奔放な行動に振り回され、「僕」の心は少しずつ変化していく。 ――それは、「僕」の春の思い出。彼女の一生の思い出。 |
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原作:住野よる
『君の膵臓をたべたい』(双葉社 刊) 原作イラスト:loundraw 監督・脚本:牛嶋新一郎 キャラクターデザイン・総作画監督:岡 勇一 美術監督:小川友佳子 美術監督補佐:渡辺佳人 色彩設計:堀川佳典 撮影監修:斉藤 寛 撮影監督:小池真由子 3DCG監督:岸 これみ 編集:神宮司由美 音響監督:はたしょう二 音響効果:出雲範子 音楽:世武裕子 アニメーションプロデューサー:三田圭志 アニメーション制作:スタジオヴォルン 配給:アニプレックス 製作:君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ |
「僕」:高杉真宙
山内桜良:Lynn 恭子:藤井ゆきよ 隆弘:内田雄馬 ガム君:福島潤 「僕」の母:田中敦子 「僕」の父:三木眞一郎 桜良の母:和久井映見 |
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