聖帝と言われながらも
女性には弱い仁徳天皇と、
ものすごく嫉妬深い皇后、
イワノヒメの物語。
イワノヒメが新嘗祭の支度をするため、
紀伊の国へ柏の葉を採りにお出かけの間に、
仁徳天皇はヤタノワキイラツメという
若く美しい女性といい仲になってしまう。
そのことを知って怒り狂ったイワノヒメ、
天皇のもとには戻らずに、山代に住む
ヌリノミという帰化人の家に身を寄せ、
どうしても帰ろうとしない。
仁徳天皇、何とかお后に
帰ってきてもらおうと画策、
そこで役に立ったのが、
ヌリノミの家で飼育されていた蚕だった…