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希蝶さん のコメント

男 50代 K県 会社員です。

1.参加(視聴)の動機(目的)は何ですか?
 勿論、小林先生のファンだからです。それと、目に見えぬところから侵蝕してゆく思想統制の恐怖、といふことに、恐れを感じてもゐるからです。「盗まれた街」みたいで。

2.今回のゴー宣道場の感想をお聞かせください
 ① 第1部について
 安倍政権は、今のうちに改憲案をすすめるだらう、といふのはそのとほりだと思ひます。選挙で承認され、国民の関心が薄れてゐるうちに、知らぬうちに進行してゆくのだらうと思ひます。みんなが政治や法律の専門家ではないので、何かもっともらしい、まとまったものを提示されると、納得してしまふのではないでせうか。
 高山さんの、先生の漫画が上品だ、といふ意見はかなりユニークな視点だった、とおもひます。これだけの法案を、TVで国会中継せぬうちに、審議してしまふ。小林先生の証人喚問のしらせを聞き、思はずビデオ機を見て、どこでも放映されてないので、愕然としたことを思ひ起こしました。
 山尾さんが非常にお疲れのやうでしたが、共謀罪法案を潰すべく、活動されてゐることを聞き、エールを送りたいです。このままでは「山椒魚」の物語みたいな世の中になってしまふ、ブラッドベリーの小説で、散歩したら、無人自動車につかまる世界になってしまふ、極端ですが、さう予想されます。
 自衛隊員を国策の犠牲にしないためにも、ゴルフやって、勝手にこけて嘲笑されてゐる首相の思ひ勝手にしないやう、改憲対案をはやく完成させて欲しいです。憲法裁判所もはやく設置されるやうにして欲しいです。
 編輯者との個人的なつながりはとても大事だ、貴重なものだとも感じました。編輯のかたへ。WILLの人みたいによしりん先生を裏切らないで、いつまでも支援・バックアップして欲しいです(りか坊さんのこの前の件、感心いたしました)。

 ② 第2部について
 このまへのライジングの内容とも重なりますが、若者は、自民党が改革で、野党が保守だといふ逆転解釈をしてゐるといふ話は衝撃でした。確かに何か新しいものをつくったり、新しい世界が訪れるといふ予感に胸を踊らせたりします。入学式とか進級などもさうですね。
 しかし、個人的なことを言ふと、私は、そのたびに見知らぬ人たちの中に無理矢理飛び込まされてゆくことで、かなりストレスを感じてゐました。新体験も確かに必要ですし、前に一歩踏み出すことも大事ですが、それは地に足をつけたものでないと、いつかふみはづすと思ひます。
 質問の時間では、ツヰッターを凍結されたかたが気の毒でした。例のエロ漫画の件も、小林先生の口から出てまゐりましたが、表現は何か殼を破って行われるべきものなのでせう。「舟に刻みて、剣を求む」みたいな姿勢では、守旧にしかならぬのでせう。温故知新の精神こと肝要なのでは。
 伝統を守る、といふことは、壊すやうでゐて、実は守ることでもあり、そのものの持つ本来の定義を踏まへた上で、新しい発想をするもので、「屋上屋を架す」ことではないと思ひます。安倍総理のすすめてゐる「改憲」は、ただ自衛隊を条文に入れたいといふだけで、自衛隊とは何なのか、憲法とは何を守るために存在するのか、といふ視点を缺いてゐます。
 しかし、そのやうな人物に、ある種の「徳」みたいなものが見え隠れしてゐるのが、何よりも恐ろしいです。豊臣秀吉は人たらしだったと言はれてゐますが、安倍の中にもさうした才能があるのでせうか。劣等生だっただけに。自分のコンプレックスを他人の中に見いだし、それを刺激する能力に特化してゐるのでせうか?
 「魔法科高校の劣等生」なら、実は実力があり、努力家なのだけれども。
 冗談はさておき、政治家はある意味、無愛想なはうが良いのでは、と思ひます。アルキビアデスのやうな人気者が何かをすると、みんな、そのパフォーマンスのはうに目を奪はれて、手品のトリックを見破れなくなります。
 そのやうにして、デマゴーゴス、衆愚政治が実現するのでせうか。本当に大事なのは、甘言に惑はされず、山尾さんのおっしゃってゐる如く、消費税を上げないのなら、どこから財源をとるか、を考へ、諌言をすることなのではありますまいか。

 あと、警察官の失業対策で、法律が作られること自体、本末転倒だらうと。西郷隆盛がポリスをつくったのは、治安維持のためであり、警察はむしろ仕事がなければないにこしたことはないのではありますまいか。
 その間に、古今東西の犯罪の研究とか、これから起きるべき犯行の予想とか、あるいは肉体面での研鑽・訓練をしてしかるべきでせう。警察は治安部隊であると同時に、学術研究機関でもあって欲しいです。勿論、検察庁も。

 ③ 全体的な感想
 ここまでとても長く記したので、簡単にします。とても意義ある内容でした。会場で見たかったですが、離れた場所で見聞できたからこそ、内容の吟味、検分が深く行なへたのではないか、と。
 次回はどうしようか、と惱んでゐますが、多分家の都合で、無理でせう。あと、まはりに要らぬ迷惑をかけてしまふかも知れないし。
 高森先生のサインも興味は少しだけありましたが、やはり自分のやうなものがしゃしゃり出てはいけないだらう、と。
 とにかく、国の最高法典としての憲法論議、もっと深化して論じられることを期待します。

 ④ 今後「道場」や「ネット道場(動画)」で取り上げて欲しいテーマ(企画)があればご記入ください
 ずっと言ってゐるのですが、漢字・かなづかひ問題が取り上げられれば良いのかな、と思ひますが、下らないことだとも思ひます。あと、男女問題も。
 自分の興味内容をあげると、交通問題、道路・鉄道問題なども。BRTや、デュアルモードビーグルでは無意味だと思ふ。
 ローマは「アッピア街道」で栄えたやうに、律令国家は「五畿七道」を制定し、「駅家」を配置したやうに、江戸幕府も「五街道」や「宿駅」などを整備したやうに、箱物よりも道や路線・線路問題が今後重視されてゆくのだらう、と私は思ひます。

 以上、長くなりましたが、ここまでにいたします。感想が遅くなってしまひ、すみませんゑん。
No.14
85ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
いよいよ11月12日(日) 午後2時より、 第3回となる関西ゴー宣道場、 第67回ゴー宣道場 「権力と共謀して何がオモロイねん!」 開催されます! ゲストは京都大学大学院教授教授 高山佳奈子氏。 衆院選の結果を受け、 ついに安倍自民党による 最悪の憲法改正への動きが 現実化しようという中、 単に「護憲」を唱えていても 戦いにもならない。 どうすれば、巨大与党の横暴に 立ち向かうことができるのか? その方向を指し示すことのできる 数少ない場として、 ゴー宣道場の意義は さらに大きいものとなっています! 今回も、 会場までお越しいただけない ネット視聴者の方々からも、 会場で行われるアンケートと同様に、 このブログのコメント欄を利用して 感想を募集します! 普段の東京開催には行っていたけれど、 今回は参加できない…という方も、 どうぞこちらにお寄せください! 記入項目は… 性別 年齢 お住まい(都道府県) 職業 1.参加(視聴)の動機(目的)は何ですか? 2.今回のゴー宣道場の感想をお聞かせください  ① 第1部について  ② 第2部について  ③ 全体的な感想  ④ 今後「道場」や「ネット道場(動画)」で    取り上げて欲しいテーマ(企画)があれば    ご記入ください となっていますが、自由にお書き いただいて結構です。 お寄せいただいた感想の一部は、 道場ブログ等で紹介いたします。 特に締切は設定しませんので、 タイムシフトや動画で後日 ご覧になる方もぜひ ご感想をお寄せください。 お待ちしております!! 。
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