Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Yuka Sugie
楓 小学生のころは、どちらかというと人前に立つのは恥ずかしがるタイプで。授業中に手を挙げたり発言したりするのも、苦手だったんですよ。
――それは意外です。
楓 人って変わるんだな、って自分でも思います(笑)。それはたぶん、中学に上がって付き合う友だちがガラっと変わった影響もあるんじゃないかな。小学生のころは、両親が厳しかったこともあって親の目や近所の目を気にする“いい子”だったんですけどね、中学ではやんちゃな友だちが一気に増えて。新しい世界が広がったように感じる中で、だんだん、人から見られることや目立つことに抵抗がなくなっていった