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コロナ禍の中でも意欲的に活動を行い、多くのリスナーに希望や笑顔を与え続けたコドモドラゴン。決して歩みを止めることのない彼らの最新作にふさわしく、7月12日にリリースされた5thフル・アルバム『帝王切開』は、スピーディーかつ大胆な場面転換を活かしていながらエモさを湛えているという独自の魅力を堪能できる良作に仕上がっている。現在は同作を携えた<47都道府県ONEMAN TOUR アイキルユー>を行っているコドモドラゴンのハヤト(Vo.)とチャム(Dr.)に、『帝王切開』とツアーについてじっくりと話を聞いた。
Interview:村上孝之
――『帝王切開』は「BAD!!」のラテン・テイストや「モーラニクスピーカー」のサンバ感など、ルーツ・ミュージックの要素を採り入れていることも注目です。
ハヤト:そういうのも「帝王切開」のヒップホップと同じですね。意図して採り入れるわけではなくて、自然とそういうふうになっていく。僕は特定のジャンルに固執することなく、いいなと感じた音楽はなんでも聴くんです。プログレとかミクスチャーも好きで、そういうところからインスパイアされるというのもあると思いますね。ただ、そうなったときに元の音楽を分析するんじゃなくて、自分の引出しに勝手に入っているものを活かすようにしています。
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