2022年5月4日に結成25周年を迎えたMUCC。ここから怒濤の活動がスタートする。翌月6月9日にはニューアルバム『新世界』を、12月にはアウトテイクをまとめた『新世界 別巻』をリリース。さらには過去に発表した8枚のアルバムを再現するツアー“Timeless”を開催。約1年に渡り、バンドの足跡を振り返ってきた。もちろん、振り返るだけでなく、既存曲に現在の彼らのパワーを注入し、会場限定シングルとしてリリースするなど、進化する姿勢も見せつけた。
この年末、12月28日には“Timeless”ツアーの締めくくりとなる『MUCC 25th Anniversary TOUR Grand Final Bring the End to「Timeless &「WORLD」』を東京国際フォーラム ホールAで行い、同日、アルバム『Timeless』もリリースする。25年の歴史を紐解きながら、密度の濃い活動をしてきたMUCCのギタリストのミヤに、アニバーサリーの総括と、今後の意気込みを語ってもらった(インタビューは2回にわたって掲載します)。
Interview:海江敦士
――さて、もう少しアルバム『Timeless』についてお聞きしたいのですが、新たに旧曲を再録したことで気づいたことはありましたか?
ミヤ:再現ツアーでも演奏してきたんですけど、完全な再現ってできないじゃないですか。制作当時はその時の良さがあるから。