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『「 私と インドネシア 」 中央大学での講義』 【Vol.927】
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『「 私と インドネシア 」 中央大学での講義』 【Vol.927】

2016-08-02 12:02
    皆さま ごきげんよう。
    私の ブロマガを ご購読くださり、
    ありがとうございます。
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    先日、 中央大学 多摩キャンパス に 行って参りました。

    美しい緑に 囲まれた 巨大なキャンパス。

    東京のそれとは 空気も違います。

    今にも 降りそうな 曇り空の下、 森からくる 特有な木々の

    香しい匂い こんな所で 勉学にいそしむことが出来るなんて

    何て幸せなんでしょう と言ったら、 学生さんたちは 東京の中心に

    移りたいのだそうです。 「 エーッ 」って 驚きました。

    こんな 願ってもない 環境を 捨てるのですか?・・・!

    そんな素敵なキャンパスで 若き学生さん達を前に 私が
     
    講義をするのです! 私にとって 今度は三回目、

    慶應義塾大学で 一度、 二度目は日本大学でした。
     
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    講義前に 今回の特別講義を ご企画していただいた

    加藤 久典 教授と インドネシアの話で 盛り上がりました。

    私の知っている 歴史の裏事実を お話しすると 目を輝かせて

    聴いてくださっていたのが 印象的でした。

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    講義場に 移動すると 150名余の学生さんが

    拍手をもって 私を迎えてくださいました。

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    加藤教授から ご紹介いただいて、講義のスタートです。

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    第二次大戦下 今村均 陸軍中将が インドネシアで

    オランダ軍を 見事な戦略をもって 征服したこと、

    独立運動のため オランダのユリアナ女王の名の許に 投獄、

    流刑 13年間を経て、独立宣言を果たした スカルノ大統領のこと、 

    その後 オランダとの5年間に及ぶ 独立戦争を 一緒に戦った
     
    残留日本兵1000名のうち 生存者900名に 当時の古内大使に

    お願いされ インドネシア国籍を 与えたこと等など、

    1965年10月1日に起きた 一部陸軍によるクーデター未遂、

    その後 起きた120万人に及ぶ 大虐殺の事、

    独立後のインドネシア、日本との関わりなど 約50分ほど

    お話しさせていただきました。

    その後、 何名かの学生さんの 質問に答えました。

    一生懸命に話を 聞いている生徒さんたちの 姿を見て

    もっと、もっと お話ししたくなりましたが、 時間の都合上

    終わりにしなくては なりませんでした。

    美しい花束を 贈られて 降壇した私、

    最後に、 学生さんたちと ご一緒に記念撮影!!
     
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    みなさーん、ちゃんと写ってますかー139.gif 

    また、 機会がありましたら お話しさせていただきます。

    学生の皆さん!!

    何事もチャレンジですよ176.gif 176.gif   大志をもって176.gif


    加藤久典教授から 私が講義をした 「東南アジア社会文化論」

    についての 学生の皆さんからの感想文を送っていただきました。
     
    生徒の皆さんの熱い感想に感動し、 改めて お話しができて

    良かったと思いました。 感想文の一部をご紹介しましょう。


    ・一番印象に残ったことは、日本人の戦後における威信、自信、誇りの
     損失、そして それに伴う モラルの低下、教育の質の低下に見られた
     日本人の性質の変化だった。 特に 国旗を揚げない、国歌を起立して
     歌わない、 自らの命を懸けて生んだ子供を殺す といった事実は衝撃的
     だった。私たちは 戦争を知らない世代だが、祖父は 陸軍として第二次
     世界大戦を生きた人物だった。 祖父は 自らの戦争体験を中々語って
     くれなかったが、他国に対する 罪悪感が働いていたのかもしれないと
     改めて感じることができた。私もその考えを改めていく必要性を感じた。

    ・大変貴重な歴史の話を 実際に体験した ご本人から聞けて良かった。
     特に印象に残ったのは、「今の日本が 70年前とは変わってしまった」
     とういうこと。 私は 20年しか生きていないため、その変化に気付かず、
     今は 日本で当たり前のように生きていたが、心の奥底には、戦争の
     罪悪感があったのかと思う。 夫人の話を聞いて、もっと 日本に誇りを
     もって 生きるべきだということを学んだ。

    ・〝私たち学生に伝えたい事〟として、「自分たちの国に 誇りを持ち、
     国歌は起立して歌い、 国旗は掲げるべき」との言葉が印象的で
     心に響いた。 日本とインドネシアの関係性、今の日本人が世界から
     見て どう映っているか、夫人からでしか聞けなかったこと、新たに
     気付かされたことがたくさんあった。

    ・様々な 歴史認識がある中で、 唯一 スカルノ大統領とスハルト大統領を
     その目で 見てきた方の話は 独特に感じた。 日本人のモラルの低下に、
     私も 不安に思っていた。 自国に誇りを持つことに 抵抗を感じているのは
     日本人だけだと思う。 インドネシアのことについて あまり知らなかったが、
     話を聞いて興味を持ちました。

    ・スカルノ大統領が 本当に日本のことが好きだったということを知り、
     嬉しく思った。 残留日本兵に インドネシアの国籍を 夫人が大統領に
     頼んであげたという話は、 日本への愛が伝わる エピソードだと思った。

    ・講義の初めに 目が輝いていないと言われ、 少し焦りを感じた。夫人の
     回想記を読み、子供の頃から様々な経験をし、 色々な事に果敢に
     挑戦していると感じた。 その為、目が輝いていないと言われて 重みを
     感じた。 私は自信や誇りが足りない、 現代の日本人の典型だと思うが、
     若いからこそ 時間がある。 その時間を無駄にしないよう 様々な経験を
     しようと思った。

    ・「歴史から学ぶ」というのが どういうことなのか ということを学んだ。
     今までは、 過去に起きた 出来事から学ぶことだと思っていましたが、
     その出来事を乗り越えた人の メンタリティから学ぶのも大切だと思った。

    ・夫人ご本人が話される内容は、 違った角度から インドネシアやスカルノ
     大統領が見れて新鮮だった。 特に 大統領が慈悲深く、 お味噌汁が大好き
     といった話、学生たちが もっと野心にあふれた目になってほしい という話も
     印象的だった。 大学での4年間を 無駄のないよう過ごしていきたいと思う。

    ・遊鷲館の話が 印象的だった。 また、 夫人の「チャレンジ精神」を実感
     することができた。 いつも 「イッテQ!」 見てます。 テレビ以上にパワフル
     で印象的だった。

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    では 皆さま 次号をお楽しみに。
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