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東京都中野区の有料老人ホーム
「ニチイホーム鷺ノ宮」の入居者、
藤澤皖さん(83)が 8月に殺害された
事件で、 14日に施設の元介護職員、
皆川久容疑者(25)が逮捕されました。
逮捕容疑は、 当直勤務中だった
8月22日未明、1階の浴室で 湯を張った
浴槽に 藤澤さんを沈めて殺害したとする
もの。 警視庁のこれまでの調べで容疑を
認め、「男性が 何度も布団を汚すので
いい加減にしろと思った」などと供述して
いることがわかっています。
当時は 皆川容疑者と別の男性職員の
2人が当直勤務で、 藤沢さんが入居する
3階を担当する皆川容疑者が 「入浴
介助中にナースコールが鳴り、20分ほど
浴室を離れ、戻ると 溺れていた」などと
説明していたのですが、ナースコールの
記録はなく、藤沢さんの首に絞められた
痕があることが判明。
司法解剖の結果、死因は溺死。 喉の骨や
ろっ骨など複数個所を骨折し、第三者から
暴行を受けた可能性が疑われたことから
捜査一課が皆川容疑者に事情を聴いた
ところ、13日深夜になって容疑を認めた
ということです。 皆川容疑者は 3階の
居室内で首を絞めた上、1階の風呂場に
連れて行き、浴槽に投げ入れて湯を注ぎ、
顔が つかった状態で放置して殺害したと
みられています。 藤沢さんは 病気のため、
食事や歩行に 介助が必要だったため、
同ホームに入居していたそうです。
皆川容疑者は 大学卒業後の平成26年
4月に新卒で入社し、欠勤や遅刻も
ほとんどなく 「まじめでおとなしい職員」
だったとか。 その後、9月21日に 今後の
介護に自信が持てず、不安や怖さがある
という理由で自主的に退職していました。
被害者の藤沢さんは 敬虔なクリスチャンで
誠実、謙虚で 温和な人柄で周囲に
慕われるお人柄なうえ、長年にわたって
教育者として 帰国子女などに尽力した
教育一筋の方だったそう。
高齢者施設や 養護施設での事件など
過去にも 何度も取り上げてきましたが、
一向に 事件はなくなりません。減るどころか
年々 増加の傾向にあるように思われます。
安心して愛する年老いた親を 預けたと
思っていたら このような結果に。
身につまされる思いです。 恐ろしい事です!
こうした事件が起こるたびに 施設を運営する
会社や 病院などが 詫び、今後の対策など
について会見しますが、 国や行政の意向は
どうなっているのでしょう。 事業所側の危機
意識は 以前より高まり、労働環境にも力を
入れているのかもしれません。 しかし、
経験や知識の乏しい 若い介護士たちが、
人手不足などによる 過酷な勤務や 低賃金
などで毎日 高齢の入居者をお世話して
いたら、過労やストレスなどで 自分の感情の
コントロールが 制御不能になってしまう時が
あるかもしれないと思ってしまいます。
核家族社会に 育った若者は、祖父母や
高齢者と 接する機会も少ないでしょう。
大学や 専門学校などで福祉を学び、
教育実習などで 福祉活動をしたとしても、
職業として果たして介護の仕事を一生の
仕事として従事したいという人はどれくらい
いるでしょうか。 しかし、たとえ 気持ちは
わかっても、虐待や 殺人はもってのほか。
気持ちの通じない 要介護者との毎日は
大変な 激務かもしれません。
これからの 増々の超高齢化社会に向けて、
賃金、人材などの労働環境を 業界をはじめ、
地域、国が責任をもって問題解決に向けて
積極的に 取り組んでいって欲しいと思います。
そうした 激務の対価として 行政や国の
議員の皆さん方は 高給なのではないですか。
高級料亭での会合や 女性問題、不倫などに
ふけっている間に 事件は起こっているのです。
こうした事件が起きないよう 安心して毎日や、
老後の生活を過ごせる 治安のよい
日本の未来を 考えてほしいと切望します。
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では 皆さま 次号をお楽しみに。