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日本国内では強く、 日本中に支店数も 預金者数、
預金額も多い 三菱銀行と唯一 外国で強く、
世界に支店のあった 外国為替専門銀行の
東京銀行が合併して 1996年4月1日に誕生したのが
「東京三菱銀行」 そして、 2006年1月1日に
UFJ銀行(三和・東海が United Financial of Japanとなり)と
合併して 「三菱東京UFJ銀行」が 誕生しました。
「三菱東京UFJ銀行」の名が、 今春に〝東京〟が
外され、「三菱UFJ銀行」となるそうです。
私は 絶対反対です! 外すなら UFJの方でしょう。
「三菱」の後に 突如 ローマ字が 何かと思います。
東京銀行、“The Bank of Tokyo”は、1880年(明治13年)
創業の横浜正金銀行の 伝統を受け継ぎ、1946年に
スタート。 一貫して 「国際金融の領域で 日本を代表
する働きをしてきました。 この事は 歴史から絶対に
外すことは出来ません。 為替取引の自由化に伴い、
海外展開する銀行も増えましたが、 その中でも
“東京”、“The Bank of Tokyo”の名は 圧倒的なシェアと
世界のお客様からの評価を維持してきました。
バブル崩壊・リーマンショックなどの 激動の国際金融界に
あって、 三菱銀行との合併後も、世界のお客様に
国際金融サービスを安定的にお届けしてきました。
そして、銀行業務を内から 支えてきたのは、日本人行員に
加え海外支店で入行した 優秀な外国人スタッフ達
です。 このような 立派な歴史や実績にも
かかわらず、“東京銀行”、“The Bank of Tokyo”の
看板を降ろすとは遺憾、 実に勿体ないことです。
是非、 思いとどまっていただきたい。
銀行関係者に限らず、 国際経済界にとっても
マイナスです。 今回の変更後は、日本国内の
一部の意見を 反映したもので、 実際は反対の
行員・お客様も多いのでは? と思います。
この4月より変更予定のようですが、どうか、
“東京銀行”、“The Bank of Tokyo”の看板を
降ろさないで!と 声を大にして叫びたい
気持ちです。 止む無く、看板を降ろさざるを
得ないとしても、 少なくとも 次のような
ことは行う必要があると思います。
① “東京銀行”、“The Bank of Tokyo”の歴史や
実績を称えて、 行名変更後も、引き続き
世界のお客様に 良質な国際金融サービスを
しっかりとお届けする と宣言した広告を
TVやインターネットで世界中に配信する
(外国語配信も含む)
② “東京銀行”、“The Bank of Tokyo”を支えて
きた内外の行員に対して、 引き続き それぞれの
ポジションで 業務に邁進してほしいとの
トップからのメッセージ。 彼ら達の経験は
日本国内の 日本の銀行しか知らない行員には
ありません。 絶対に必要です。
③ 将来的に、“東京銀行”、“The Bank of Tokyo”を
活用した 業務展開を検討する 』
日本の銀行は 外国送金や振り込み 及び 換金に
何日も要します。 まったくの経験不足、 慣れて
いないからです。 日本の銀行の不便さを感じている
日本の方は 非常に多いと思います。 そういう
方のほとんどは 前シティバンク、 現在の
プレスティア(SMBC(三井住友)に 移るか、 そのまま
口座を保持しています。 365日、 24時間、 電話
一本で用が足り、 銀行通帳を使用しない PRESTIAの
便利さは 日本の銀行の比ではありません。
PRESTIAの次に 国際感覚を持って お客様と接する
ことが出来るのは、 元東京銀行の国外の行員方達
でしょう。
皆さまは どう お感じになったでしょう?
三菱銀行が双行補い合って 日本で一番強力な
銀行になるのは 何と素晴らしいメアリッジかと
思っていました。
“東京銀行”に 縁もゆかりもない方には
感情移入は できないかもしれませんが、
三菱銀行系の 組織による策略により、
東京銀行が 乗っ取られた形で、その歴史ある
行名までが 消え去ってしまうのです。
こんな横暴が 許されてよいものでしょうか。
思い返せば、 私も1960年から東京銀行に
お世話になっていたのです。
かつて “東京銀行”と言えば 世界中に
支店があり、パリに行けば オペラ座に近い
4-8, Rue St-Anneに、 N.Y. に行けば
ウォールドルフ・アストリア・ホテルの 一階
全フロアに 東京銀行の N.Y支社がありました。
私達日本人にとって、 どんなに 誇りだった
ことでしょう。インドネシア時代から 東京銀行
(The Bank of Tokyo)を 知っている私としては、
本当に残念で 悲しくてなりません。
私の声が どこまで届くかわかりません。
私には 社会や組織を変えるほどの力は
ありません。 でも、消費者のニーズに
国際感覚をもって 応えるのが経営者で
あるのなら、市井の声は 大事な消費者の
声として とらえることではないでしょうか。
大事なものは 無くなってしまってから
取り戻そうとしも 無理なのです。
是非 ①~③ のことを行うのが、 合併後に
もう用はないとばかりに その名を消してしまう
東京銀行行員の方々への 礼儀なのでは
ないでしょうか。
元東京銀行の行員の方々の 特殊な
外国との経験を生かしてほしいものです。
私としては 『東京』の名が消えることに対して
“絶対反対”の気持ちは変わりません!
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では 皆さま 次号をお楽しみに。
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