本音
9月。訪米した県選出衆院議員の国場幸之助は国防総省日本部長のウィンターニッツと向き合った。米軍普天間飛行場の辺野古移設について意見交換するためだ。面談相手はワシントンの日本大使館が設定した。会談後、国場は「辺野古のプランB(代替案)はないと言われた」と漏らし、落胆の表情を見せた。
移設先をめぐって米議会や有識者の間には多様な意見があるが、米政府当局者に限れば、辺野古が「普天間の継続使用を避ける唯一の選択肢」と固定化をちらつかせて移設を迫る向きも少なくない。沖縄への差別的発言で国務省日本部長を更迭されたケビン・メアのように今も「辺野古に移設しなければ普天間は残る・選択肢は2つだけだ」と力説する関係者もいる。
しかし米国にとっても、固定化は避けたいのが本音だ。十数年間、普天間をめぐる実務交渉の主役の一人だった前国務次官補のカート・キャンベルは
友紀夫・享・大二郎・孟が構想する 「東アジア共同体」
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