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7月は陰線での終了。
月をまたいだとたんに相場付きはガラリと変わってNYも中国もフレンドリーな市場に変身したかの印象。
誰かが「この指止まれ」と言ったから相場が動く訳ではないでしょうが、どうも付和雷同と見えないフリのオンパレード。近視眼的な相場感で戦っていると負けてしまいそうです。それにしても、明るい8月のスタート。一番気に留めておきたいことは「7月中にどうしても株を処分しておきたかった向きがいた」。需給だけから言えばそういうことになってしまうでしょう。刹那的な「仕掛け陰謀論」などという高尚な世界の話ではない筈。そもそも、万が一「仕掛け」的なものがあるならばその「仕掛け」に欺かれる方の負け。
あるいは「意図的な売買」というのも登場しますが、そもそも株式市場は「意図的な売買」の集積。
刹那的に部分部分を顕微鏡的に見ることの愚は指摘されません。「ゾンビの相場」と揶揄されたNY市場は最高値の乱舞。もっとも後講釈的には、指数にお構いなく上昇していたダウ輸送株指数の動きからは予測され得たことではあります。そして東京市場も「真夏の夜の怪談」と下落基調を揶揄されていましたが結局は反転。
時間軸を月足にして4月以降の推移を見てみると所詮上下のヒゲの世界でとどまっていただけの話に過ぎない印象。上ひげを実体にしたくなかった向きの仕業ということもあるのかも知れません。
週末金曜は今年の3月頃から注目していたソケッツ(3634)がストップ高。
商いは薄かったですが7月半ばから急増し6月の安値からはほぼ3倍になりました。
昨日はCCCとの資本業務提携に関する基本業務提携を締結したとの発表。
同時に株式の売り出し、第三者割り当てによる新株発行および主要株主の異動に関するお知らせも発表しています。
背景は同社のメディアサービスデータベースとCCCの4602万人の融合。
コメントは「CCC社との資本・業務提携を進めることは同社の中長期的な発展・成長に資する」。
投資家さんからのFBの書き込み。
「3月の名古屋のセミナーでソケッツ推奨されてましたね。ちゃんと覚えてますよ!!
こういうのを買えないと儲かりませんよねー」。
返した答えは「ありがとうございます。注目が半年ほど早すぎたようです。いつもの癖ですが(笑)」。
この時間軸の違いを我慢できるかどうかが株式投資のパフォーマンスの大きな違いになってくるのでしょう。
いつもセミナーなどで申し上げているジョーク。
あるFPさんの言葉なんですが「価値のある株を安いときに買って長く持つ」。
これが株式投資の極意だと述べられるのですが。まず実行は不可能でしょう。
そもそも価値って何なのでしょう。
割安感?成長性?業績?どれを持って価値というのかの客観的判断基準は見られません。
そして「株は安い時には不思議に買う気にはなれないもの」。
また「長く持とうと思う投資はほとんど見かけず、致し方なく長く持っているだけ」。
ですからこの株式投資の極意は理論的には正しいのかも知れませんが実戦では疑問符だらけになってしまいます。
そんなことよりも、「自分の感性にあった銘柄を自分の手耳足などで確かめて投資する」方がよほどマシでしょう。
ところで・・・。
「8月はバイオ」と唱え続けてきました。
まだ時間が早いのかも知れませんがトコトンまで下落してきたバイオセクターに注目したい気持ちは変わっていません。
以前メルマガなどでも触れていますが背景として重視しているのはあるメモ。
7月11日付けで厚生労働省の医薬担当の審議官氏が記したシロモノ。
まず「再生医療製品の特性を踏まえた規制の構築」が目に付く。
「再生医療等製品を新たに定義し、再生医療等製品の章を設ける。
その範囲。
人の細胞に培養等の加工を施したものであって身体の構造・機能の再建・修復・形成や
疾病の治療・予防を目的として使用するもの。
または
遺伝子治療を目的として人の細胞に導入して使用するもの。
加えて・・・。
均質でない再生医療等製品については、有効性が推定され、安全性が確認されれば
条件及び期限付きで特別に早期に承認できる仕組みを導入する。
その場合、承認後に有効性・安全性を改めて検証する」。
従来の行政からは考えられないほどのスピード感に思えます。
「有効性の確認ではなく有効性の推定」。
これで物事が進むのだとしたらスゴイことです。
しかも承認してから改めて確認するという方向。
世界が180度変わってくる印象を持たざるを得ません。
再生医療についても触れられている。
「再生医療とは、病気やけがで機能不全になった組織、臓器を再生させる医療であり、
創薬のための医療再生技術の応用にも期待されている」。
医療としてはES細胞、iPS細胞、体性幹細胞、造血幹細胞などなど。
創薬としてはヒトiPS細胞が挙げられている。
実現するとかなりの進歩となる。
「8月はバイオ」の発火要因となって欲しいもの。
その意味ではンジェスMG(4563)、テラ(2191)、CANBAS(4575)、カイオム(4583)、
アールテック(4573)、メディネット(2370)などの未来への扉はまた開くような気がしてなりません。
他に注目したい銘柄群としては・・・。
染毛剤、パーマ剤など美容サロン向けヘアケア化粧品大手のミルボン(4919)
業績は好調でアジアでの成長と新製品オーガニックヘアケア製品に期待感。
あるいは官民協働活動で「わが街辞典」などが好調のサイネックス(2376)。
一度売り込またものの復活感の出てきた夢真(2362)、男性向けかつら首位。業績は好調で4~6月期は過去最高を更新したアートネイチャー(7823)などなど。
月をまたいだとたんに相場付きはガラリと変わってNYも中国もフレンドリーな市場に変身したかの印象。
誰かが「この指止まれ」と言ったから相場が動く訳ではないでしょうが、どうも付和雷同と見えないフリのオンパレード。近視眼的な相場感で戦っていると負けてしまいそうです。それにしても、明るい8月のスタート。一番気に留めておきたいことは「7月中にどうしても株を処分しておきたかった向きがいた」。需給だけから言えばそういうことになってしまうでしょう。刹那的な「仕掛け陰謀論」などという高尚な世界の話ではない筈。そもそも、万が一「仕掛け」的なものがあるならばその「仕掛け」に欺かれる方の負け。
あるいは「意図的な売買」というのも登場しますが、そもそも株式市場は「意図的な売買」の集積。
刹那的に部分部分を顕微鏡的に見ることの愚は指摘されません。「ゾンビの相場」と揶揄されたNY市場は最高値の乱舞。もっとも後講釈的には、指数にお構いなく上昇していたダウ輸送株指数の動きからは予測され得たことではあります。そして東京市場も「真夏の夜の怪談」と下落基調を揶揄されていましたが結局は反転。
時間軸を月足にして4月以降の推移を見てみると所詮上下のヒゲの世界でとどまっていただけの話に過ぎない印象。上ひげを実体にしたくなかった向きの仕業ということもあるのかも知れません。
週末金曜は今年の3月頃から注目していたソケッツ(3634)がストップ高。
商いは薄かったですが7月半ばから急増し6月の安値からはほぼ3倍になりました。
昨日はCCCとの資本業務提携に関する基本業務提携を締結したとの発表。
同時に株式の売り出し、第三者割り当てによる新株発行および主要株主の異動に関するお知らせも発表しています。
背景は同社のメディアサービスデータベースとCCCの4602万人の融合。
コメントは「CCC社との資本・業務提携を進めることは同社の中長期的な発展・成長に資する」。
投資家さんからのFBの書き込み。
「3月の名古屋のセミナーでソケッツ推奨されてましたね。ちゃんと覚えてますよ!!
こういうのを買えないと儲かりませんよねー」。
返した答えは「ありがとうございます。注目が半年ほど早すぎたようです。いつもの癖ですが(笑)」。
この時間軸の違いを我慢できるかどうかが株式投資のパフォーマンスの大きな違いになってくるのでしょう。
いつもセミナーなどで申し上げているジョーク。
あるFPさんの言葉なんですが「価値のある株を安いときに買って長く持つ」。
これが株式投資の極意だと述べられるのですが。まず実行は不可能でしょう。
そもそも価値って何なのでしょう。
割安感?成長性?業績?どれを持って価値というのかの客観的判断基準は見られません。
そして「株は安い時には不思議に買う気にはなれないもの」。
また「長く持とうと思う投資はほとんど見かけず、致し方なく長く持っているだけ」。
ですからこの株式投資の極意は理論的には正しいのかも知れませんが実戦では疑問符だらけになってしまいます。
そんなことよりも、「自分の感性にあった銘柄を自分の手耳足などで確かめて投資する」方がよほどマシでしょう。
ところで・・・。
「8月はバイオ」と唱え続けてきました。
まだ時間が早いのかも知れませんがトコトンまで下落してきたバイオセクターに注目したい気持ちは変わっていません。
以前メルマガなどでも触れていますが背景として重視しているのはあるメモ。
7月11日付けで厚生労働省の医薬担当の審議官氏が記したシロモノ。
まず「再生医療製品の特性を踏まえた規制の構築」が目に付く。
「再生医療等製品を新たに定義し、再生医療等製品の章を設ける。
その範囲。
人の細胞に培養等の加工を施したものであって身体の構造・機能の再建・修復・形成や
疾病の治療・予防を目的として使用するもの。
または
遺伝子治療を目的として人の細胞に導入して使用するもの。
加えて・・・。
均質でない再生医療等製品については、有効性が推定され、安全性が確認されれば
条件及び期限付きで特別に早期に承認できる仕組みを導入する。
その場合、承認後に有効性・安全性を改めて検証する」。
従来の行政からは考えられないほどのスピード感に思えます。
「有効性の確認ではなく有効性の推定」。
これで物事が進むのだとしたらスゴイことです。
しかも承認してから改めて確認するという方向。
世界が180度変わってくる印象を持たざるを得ません。
再生医療についても触れられている。
「再生医療とは、病気やけがで機能不全になった組織、臓器を再生させる医療であり、
創薬のための医療再生技術の応用にも期待されている」。
医療としてはES細胞、iPS細胞、体性幹細胞、造血幹細胞などなど。
創薬としてはヒトiPS細胞が挙げられている。
実現するとかなりの進歩となる。
「8月はバイオ」の発火要因となって欲しいもの。
その意味ではンジェスMG(4563)、テラ(2191)、CANBAS(4575)、カイオム(4583)、
アールテック(4573)、メディネット(2370)などの未来への扉はまた開くような気がしてなりません。
他に注目したい銘柄群としては・・・。
染毛剤、パーマ剤など美容サロン向けヘアケア化粧品大手のミルボン(4919)
業績は好調でアジアでの成長と新製品オーガニックヘアケア製品に期待感。
あるいは官民協働活動で「わが街辞典」などが好調のサイネックス(2376)。
一度売り込またものの復活感の出てきた夢真(2362)、男性向けかつら首位。業績は好調で4~6月期は過去最高を更新したアートネイチャー(7823)などなど。
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