ピクサーと言えばディズニー映画に絶対に欠かせない存在ですよね。素晴らしい映画を世に送り出すPixarには、ストーリーライティングに関する22のルールが存在しています。
この22のルールはストーリーライティングでは一般的なものらしいのですが、文章に限らず会話やスピーチでも人に共感してもらうために、ストーリー(物語)の力を最大限に使うので、一般的な仕事とはあまり繋がりの薄い印象を持ちます。
ですが、22のルールの中で特に他の仕事にも繋がりがあって、とても感動した15のルールをご紹介したいと思います。
ぜひ、ライターやキャラクターという単語を自分に置き換えて読んでください。
人を魅了する仕事のルール
成功以上に、「挑戦した」ということを褒め称えよう
#1: You admire a character for trying more than for their successes.
主人公の成功ではなく、たくさん挑戦したことを褒め称えよう。
自分ではなく読者が求めているものを書く
#2: You gotta keep in mind what’s interesting to you as an audience, not what’s fun to do as a writer. They can be v. different.
ライターが楽しいものを書くのではなく、聴衆が楽しいと感じるものを書こう。
テーマの本質を探す
#3: Trying for theme is important, but you won’t see what the story is actually about til you’re at the end of it. Now rewrite.
テーマは重要です。でもその本質は書き終えるまでライターにも分かりません。
書き終えたら、書き直しましょう。
試練を与える
#6: What is your character good at, comfortable with? Throw the polar opposite at them. Challenge them. How do they deal?
キャラクターは何が得意で何が好きなのだろうか? それと正反対の試練を与えて、キャラクターに挑戦させよう。
キャラクターは、その試練にどのように立ち向かうだろうか?
完璧でなくても、公開しよう
#8: Finish your story, let go even if it’s not perfect. In an ideal world you have both, but move on. Do better next time.
ストーリーを書き上げたら、それが完璧になっていなくても公開しよう。そしてまた書き続けて、次はもっと良いものを作ろう。
アイデアに詰まったら正反対の方向からも探そう
#9: When you’re stuck, make a list of what WOULDN’T happen next. Lots of times the material to get you unstuck will show up.
アイデアに詰まったら書くべきではない展開を書こう。そのために材料を集めれば集めるほど、良いアイデアが湧いてくる。
自分の中の常識を壊そう
#10: Pull apart the stories you like. What you like in them is a part of you; you’ve got to recognize it before you can use it.
好きなストーリーから離れよう。
あなたのアイデアはそのストーリーから大きな影響を受けている。自分のストーリーを書き始める前に、そのことを認識しよう。
アイデアを紙に書き起こす
#11: Putting it on paper lets you start fixing it. If it stays in your head, a perfect idea, you’ll never share it with anyone.
アイデアを紙に書くことで、頭の中が整理される。そのアイデアがあなたの頭の中に完璧にとどまれば、それは素晴らしいアイデアだ。
そしてそのアイデアを他人と共有してはいけない。
1番最初のアイデアは無視する
#12: Discount the 1st thing that comes to mind. And the 2nd, 3rd, 4th, 5th – get the obvious out of the way. Surprise yourself.
1番最初に浮かんでくるアイデアは無視しよう。2番目に浮かんでくるものも、3番目に浮かんでくるものも。
すると、明確な良いアイデアが浮かんでくる。そして最終的に出て来たアイデアは自分自身を驚かせる。
自分の信念を知る
#14: Why must you tell THIS story? What’s the belief burning within you that your story feeds off of? That’s the heart of it.
あなたはなぜそのストーリーを伝えなければいけないのだろうか? あなたが心から伝えたいと思っているものは何だろうか?
あなたの信念がストーリーの心臓部です。
継続した努力
#17: No work is ever wasted. If it’s not working, let go and move on - it’ll come back around to be useful later.
あなたの作業は無駄にはならない。それが上手くいっていなくても、気にせず進み続けよう。
その経験は、あなたの糧となって戻ってくる。
自分と向き合う
#18: You have to know yourself: the difference between doing your best & fussing. Story is testing, not refining.
あなたは自分自身を知っている必要がある。あなたがベストを尽くしている時とただ焦って何もできなくなっている時の違いを知ろう。
物語はあなたを磨くのではなく、あなたをテストする。
自分の嫌いなものを分析する
#20: Exercise: take the building blocks of a movie you dislike. How d’you rearrange them into what you DO like?
嫌いな映画を見て、その映画の構成要素を分析しよう。あなたはその映画をよくするために、どのようにアレンジ(提案)できるだろうか?
行動した理由を知ろう
#21: You gotta identify with your situation/characters, can’t just write ‘cool’. What would make YOU act that way?
自分自身のさまざまな行動の理由、何があなたを動かしたのかを知ろう。
ストーリーは、ただカッコよく書けば良いものではない。
ストーリーを一言で表せるようにする
#22: What’s the essence of your story? Most economical telling of it? If you know that, you can build out from there.
あなたのストーリーの本質は何だろうか? それを短い言葉で伝えるなら?
これらのことが明確なら、あなたはそこからキャリアを築くことができる。
いかがでしたでしょうか?みなさんの生活・仕事にも活かせるようなものもあったのではないでしょうか
【参照元:imgur】