やたらめったらに「世界の終わり」を歌にしています。ぶうです。

だけどそれはある種の比喩的表現、もしくは小さな地球のできごとで、
別に本当の意味での終わりじゃあない。

ボクが歌にしないこの物質世界の本当の意味での終わり、最後の姿は科学者達が解明しようとしていて、
まことに残念ながらこの世界は永遠では無いらしい。

みんなはこの宇宙の最後を考えたことがあるだろうか?

今や誰しもが知っていることだけど、
「宇宙は膨張している」んだって。

しかも際限なく。

で、
よく知らない人の為に書いておくけど、
この「膨張」ってのは宇宙の端っこがどんどん広がって何もない新しい空間が生まれてるってわけじゃあなくて、
風船が膨らめばそこにマジックで描いてある絵が引き伸ばされて大きくなるように、
大きくなっているのは空間(風船)そのもので、
この世界は風船の表面に描かれた星座で、
いずれ星々の距離はどんどんと離れていって、
エネルギーは散らばり、
最後には極限まで薄まって、
光も音も無い、冷たく寂しい世界がやってくるらしい。

それが本当の世界の終わり。

なんだか切ないなぁー。

これがひと昔前の説じゃ、
この宇宙の膨張はどこかで歯止めがかかって、
今度は一転、重力の力で収縮が始まり、
どんどんどんどんどん小さくなって、
全ての星々は1つになって燃え盛る巨大な星となって、
やがては原初の一点へと集約、
小さな小さな点に世界の全てが凝縮され、
ビッグバン。
また新たな宇宙創成の大爆発をかまし、
宇宙の歴史は繰り返す…

とゆうようなことが言われていたんだ。

ボクはこの万物流転、輪廻にも似たループシステム。
好みだったのになぁ。

生まれて広がって縮んで死んで。

ボクラを構成する物質の全ては太古の昔1つだったし、いつかまたボクラは1つになる。

みんなして一緒に次への種になるんならそんな終わり方もいいよねと思ってたのに。

でも、どうも離れ続けてんだって宇宙は。


その上さ、
近年の研究じゃ、
なんならその膨張スピードは加速してて、
(その発見でノーベル賞までとってるらしいから事実なんだろう)
どんどん早く、もう光速をも超えるスピードで膨らんでいるんだとか言うから、びっくり。
おいちょっと待て!光って一番早かったんじゃあないのか!?
って感じたけど、
光は空間を一定の速度で進むもので、広がってるのは空間そのもので…
まぁとにかく世界の真理は難しい。

この観測上「加速してる」って謎めいた事実をどうにかこうにか理論にする為、
ルールに当てはめる為、
大勢の天才達が頑張っているけど、どうにもこうにも腑に落ちなくて、
結局この宇宙空間には重力に抗う「未知のエネルギー」が存在しているんだ!って結論付けて、
まだ見つかってないそいつを「ダークエネルギー」って名付けた。
(科学者なんてみんな中二病だよ。)

で今は、
じゃあみんなでこの「ダークエネルギー」の正体を探ろうぜ!
って時代なんだけど、




面白いニュースが飛び込んできた。



スペインの天才科学者が、
「常識をひっくり返す」発表をした。


観測上、事実宇宙の膨張は加速している。

でも、本当は加速なんかしてない。


なになに??



常識をひっくり返す奴はいつだって物事を別の角度から見ている。
1つ上の次元にある目線。
五次元の目だ。



その発表によれば、

なんと、

【時間の流れがどんどん遅くなっている】んだって!



我々の感じている10秒は10億年前も10億年後も変わらかい長さであると、
誰もが当然そう思っていたが、
その時間の流れの絶対的な尺度が覆されてしまったのだ。

時間の流れる速度が遅くなっていることに気付かず、
過去を計測して宇宙の膨張速度を割り出せばそりゃあ加速しているように見えるってわけだ。

でも実際には宇宙の膨張速度は変わらずに、
観測している我々の時間の流れがどんどんゆっくりになっていると言うのだ!
アンビリーバボー!

なんでも、そう考えることで宇宙の真理は非常にシンプルな数式にまとめることができ、
謎のダークエネルギーの存在を必要としないと言う!

この発見が正しいにせよ正しくないにせよ、

素晴らしい。

天才的発想だ。

ボクラだって常にこうゆう、
物事をシンプルに解き明かす為の別アングルの思考を、
五次元の目を持つべきなんだ。

(ボクの肥大化が止まらないのも、もしかしたらボク以外の人間全てが誰も知覚できないまま、少しづつ小さくなっていっているせいかもしれない!笑)



時間もまた、
この宇宙が爆誕した時に、空間や物質や重力が生まれたのと同時に発生したエネルギーの1つで、
どんどん減衰しているのだと考えれば、ボクはなんとなく納得ができる。
(時間だけが唯一絶対に変わる事なく流れ続けるほうがよっぽど奇妙だ。)

そして、
もしもこの説が正しければ、
たった数十億年後にはこのゆっくりになり続ける時間の流れは、
すっかり止まってしまって、
世界は全て停止して固まってしまうと言うのだ。

考えていたよりもずっと早くやってくる宇宙の結末。

時間の流れの中に身を置く我々が、
その速度の減衰を認識できない以上、

ある日突然、
前触れもなく、
誰も何も気付かないまま、
時間の流れるエネルギーを使いきり、

全てはピタリと静止する。

それが世界の終わり。
完成形の絵。


でも同じ世界がたどり着く果てなら、
離れ離れに寂しく冷えて何もなくなるよりも、
みんな気付かずに一枚の写真の中に封印されてしまうような、
この終わり方のほうがいくらかマシかもしれない。


ボクに関係があるのはもっと個人的な精神的な世界の終わりや、この人類の、地球の終わりのことで、
宇宙の真理なんて全然わからないままでも関係無いんだけども、
でもできればいつかどっかで新たな天才が、
新しい発見で常識を覆して、
この世界を終わりから救って欲しいなと思う。

ボクはやっぱり
「死」は新たな始まりで、
転換点に過ぎず、
全ては形を変えて永遠に廻る。
とかそうゆうのを希望しますんで、
おいおいその方向でよろしくお願いします。