一行で済む文章にゴテゴテと装飾をして「これが文学だぜぇ!」って感じにするのが小説だとしたら、
ボクは最近小説らしい小説を読まなくなった。ぶうです。

それは今の自分に「文学だぜぇ!」を楽しむだけの心のゆとりが無いせいなのか。

それとも心のゆとりを得られるだけの内容が本の中に無いからなのか。

たぶん物書きの多くは
「書くことは無いけど、とにかく長い文章らしい文章を書かないといけないのだ!」
って「責任感」みたいなものにあてられているのだ。

例えばこの毎月末にすべり込まれる有料ブロマガの執筆の時なんかの様に。

そんなんだから「良い文章に巡り合う事」ってのはなかなかできないのだが、
別に本来は文を書く事に過剰な気負いなどは必要無いんだろう。


書くことが無ければなんでもない日常のことでも書けばいい。


今日も生きていた。ってことを。




ボクは今日も中央線の高架が見下ろすこの町で地べたを這って生きていた。