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おはようございます。
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連載第12回「ブロス君、今日から君もオトモダチ」
人混みの中でも「オトモダチ」を見分ける不思議な能力だ。
上新電機を通り過ぎる奴もいる。
オレもまだまだだと思ってたら、そいつは海洋堂に入って『ときめきメモリアル』フィギュアの写真を撮るのだ。
客層は一目見てオトモダチと判る奴ばかりだ。
しかし違う人たちもいた。
噂の真相、ガロ、パソコンネットという濃い場所で告知されたイベントだ。
当然、カタギの人なんか来ない。
「ブロス君」たちはオタクの海の中で明らかに浮きまくっていた。
大丈夫か?
ブロス君たちはみんなといっしょにメキシコ製超Z級映画「ロックンロール・レスリング・ウーマン対アステカのミイラ」に大爆笑していた。
サイテーなエド・ウッド映画が「市民ケーン」に見える作品だ。
これを見て喜ぶ韓国の子供たちには「竹島ぐらいあげるよ」と優しく言ってあげたくなる。
よく見ないと見分けがつかないほどオタクたちとなじんでいるのだ。
君も僕のオトモダチだ。