─────────────────────────────
“ガイナックスの問題”というのは、庵野君から一億円の訴えがあったというヤツね。
あれに関しては、サイゾーに載っている“一年前にガイナックスを辞めた人のインタビュー”が、すべてを語ってるよね。
庵野秀明は、今のガイナックスに一億円も無いのは、わかってる。
じゃあ何で今になって一億円の訴訟を起こすのかというと、2016年に『シン・ゴジラ』で当てちゃって、収入がえらい事になってて、2017年の納税が大変だから。
「ガイナックスに色々と貸していて、損をしているんです!」と言っても、それが数値化されないと通じない。
でも一億円で訴訟して500万円で示談になったら、差額の9500万円を“損益”として出せる。
そうなると株式会社カラーは、どんなにお金が入っても「9500万円の損益が出ましたから」という事で相殺できて助かるという。
これは、いい読みだと思います。
後、やっぱり庵野君が欲しいのは、お金じゃなくて、ガイナックスが抱えている『DAICON3』と『DAICON4』とダイコンフィルム時代のすべての資料だと思うんだよ。
だからといって、庵野君がガイナックスを買収するには、個人的なボタンの掛け違いが大きくなり過ぎてるんじゃないのかな。
ガイナックスを買収したら、もれなく山賀君が付いてくるでしょ。
会って、お酒を飲んで、どっちかがどっちかに頭を下げておしまいっていう解決法がベストだよ。
だけど、それが出来ない以上はどうしようもない。
本当は、山賀君と庵野君が二日ほど温泉に行って酒を飲めばいい。
正直に言えば、山賀君が庵野君に土下座すれば済む話。
なのに山賀君が土下座できないばっかりに、こんな事になってしまった。
でも、経営がヤバいのはガイナックス本体だけ。
スピンアウトした会社はすべて好調だから、もうそれでいい気がします。
江戸幕府は滅んだけども、そこの人材は明治時代を作ったのと一緒。
もう“最後の将軍”みたいな感じで、山賀君は誰にも頭を下げず、プライドを持って一生を生きてもらえばいいんじゃないかと思います(笑)。
【まとめ】
庵野君が欲しいのはお金じゃないと思います。
ガイナックスは危ないですが、スピンアウトした会社はすべて好調なので、もうそれでいいと思います。