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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「『ひぐらしの鳴く頃に』の原型? RPGの代わりだった“ゲームブック”」
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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「『ひぐらしの鳴く頃に』の原型? RPGの代わりだった“ゲームブック”」

2017-07-26 06:00
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/07/26
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    今回は、スタジオ・ハードデラックスの高橋 信之さんをお呼びして、ゲームブックについて語ります。


    今回の記事はニコ生ゼミ7/16(#187)より一部抜粋しました。
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    『ひぐらしの鳴く頃に』の原型?  RPGの代わりだった“ゲームブック”

    岡田:
     まず、“ゲームブック”っていうのは、どういうものなんですか?
     
     
    高橋:
     ページの中に選択肢がついていて、選択肢の番号を選んで先に進むというゲームですね。
     
     たとえば「ルパン三世はそこでワルサーP31を撃つか、撃たないか」の判断で、「撃つ人は121番へ、撃たない人は24番へ」と。
     
     
    岡田:
     じゃあ、その24番のページを探して行かなきゃいけないと。
     
     
    高橋:
     これは元々はTRPG(テーブルトークRPG)のゲームマスターが読んでいるマスターブックなんですね。
     
     そのストーリーを本にしたもの。
     
     
     これがアメリカで当たったので、日本で作ったんです。
     
     
    岡田:
     これが後のアドベンチャーゲームになるわけですね。
     
     
    高橋:
     そうですね、テキスト型アドベンチャーゲーム。
     
     『南青山アドベンチャー』とか『ポートピア連続殺人事件』とかの流れ。
     
     
    岡田:
     『ひぐらしの鳴く頃に』の原型ですよね。
     
     
    高橋:
     僕の恩人に橘川 幸夫(きつかわ ゆきお)さんという人がいて、その人の勉強会で「アメリカでゲームブックが当たっている」と聞いたんです。
     
     それで勉強会で英語のチャートを読んでみたら、400項目ぐらいでチャートになっていた。
     
     それで設計図が出来た。
     
     それで「これなら俺でも作れるな」と思って、出版社に持ち込んだ。
     
     
     ところが誰もピンと来なかったみたいで、「どうやって校閲するんですか?」と聞かれて、「全部、順番にたどってください」と面倒なことを頼んだりしました(笑)。
     
     
    岡田:
     最終的に、エンディングは、いくつぐらいあったんですか?
     
     
    高橋:
     一番多い作品は、10コぐらい作りましたね。
     
     だいたいハッピーエンドが3つに、バッドエンドが3つぐらいなんだけど、ためしに10コぐらいのを作ったんですよ。
     
     
     そのうち勉強会も解散してしまった。
     
     いろんな出版社に売り込んだけど、どこも乗ってこない。
     
     
     それで「駄目かな?」と思ってたところに、『火吹山の魔法使い』が社会思想社の現代教養文庫から翻訳が出てバカ当たり。
     
     20万部ぐらい売れたそうなんですね。
     
     
    岡田:
     昔のファンタジーファンは全員お世話になった社会思想社の、最大のヒットですね(笑)。
     
     
    高橋:
     それを見て双葉社の営業の人が「これか!」と気づいて、「早速、作れ!」ってなったんですね。
     
     
    岡田:
     もう準備は出来ているんだから、完成は早かったでしょうね(笑)。

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