• このエントリーをはてなブックマークに追加
岡田斗司夫の毎日ブロマガ「【捨てられないTシャツ・シリーズ】オタコンとライオンキングとジャングル大帝」
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

岡田斗司夫の毎日ブロマガ「【捨てられないTシャツ・シリーズ】オタコンとライオンキングとジャングル大帝」

2017-08-08 06:00
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/08/08
    ───────────────────────────────────
    今回の記事はニコ生ゼミ7/30(#189)よりハイライトでお送りします。

    動画や全文が気になった方、【ブロマガチャンネル】メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ(月額2,160円)のご入会はこちらから!
    ─────────────────────────────

    「【捨てT】オタコンとライオンキングとジャングル大帝」

    5cc4498cd4a6d30226cfeb10d4b8df385ff414b5

     前回のあらすじ
     

     超貧乏外人トーレン・スミスが、僕の紹介もあり、アメリカでマンガの翻訳出版ができるようになった。
     
     サンフランシスコで会社を立ち上げた彼は、気づくと大金持ちに。

     そんな彼の豪邸に1週間ずーっとホームステイした時、いきなり一本の電話がかかってきた。

     
    ***************************

     
     電話の相手は、フレッド・パッテンという日本の漫画とかアニメの研究家。

     「手塚治虫の研究」では第1人者とアメリカでは言われている。
     日本を含めても、本当に夏目房之介の次くらいに手塚治虫に詳しいのがフレッド・パッテンなんだ。

     
     その人から電話がかかってきて、なんかがなってるんだよ。

     「トーレン、サンフランシスコ、ケーブルテレビ局つけてみろよ!すげえぞ!」って言ってるんだよ。
     「俺が出てる、俺が出てる!」って。

     「何?何のこと?えっ?ほんと??」ってトーレンも大騒ぎしだした。
     

     その頃は、ウォルト・ディズ二―・アニメ『ライオンキング』の公開がまさに始まったばかりだった。

     その『ライオンキング』が、実はオサム・テヅカが作った『Kimba the White Lion(ジャングル大帝)』のパクリではないかという検証番組がテレビで放送中だという。

     
     急いでテレビをつけたら、その番組でフレッド・パッテンが「ひでえよ、あれ絶対パクリだよ!」ってガンガン言ってる映像が流れてたんだよ。
     

     もうトーレンも大喜びで、「これは録画だ!」って。ビデオに録画しながら、ミスターおかだぁ、あなたにもこれのダビングをあげるから!って興奮してる。

     録画を開始したら、今度は友達にガンガン電話し始めた。
      「見ろよ見ろよ、すげえすげえ!やってるやってる」って。


     このパクリ問題って、マニアの間ではみんな言ってたことなんだ。

     でもまさかメジャーなニュースで取り上げられるとは誰も予想してなかったんだよ。

     何しろディズニーだし。
     

     フレッド・パッテンもインタビューを受けた時に、これはどうせディズニーから横やりが入ってオンエアされないだろうと思っていたらしい。

     そしたら、きちんと尺を取って、「さあこんな問題が起こっています!」という風にやったんだよ。

     それがまた、ものすごく良心的なニュース番組でさ。
     検証映像ということで、比較画像もきちんと見せるんだよ。


     さあどこが似ているでしょうか?

     白いライオンが主役で、そのお父さんライオンは殺された。
     
     同じですね!

     お父さんライオンを殺したのは、おじさんライオン。
     片目が潰れていて、顔に傷がある。
     
     同じですね!

     その片目ライオンの部下は、2匹のハイエナ、同じです!

     少年時代のライオンを導いてくれるのはこんな感じのオウム、同じです!


     誰にでもパクリとわかるように作ってある。
     
     「うっわ~!完璧なニュース番組だよ!」って、すげえ笑ったんだ。
     

     その翌週、一週間の楽しいホームステイを終えて、僕はボルチモアのオタク・コンベンションの会場にいた。

     もともと僕はそのイベントに招待されていたので渡米していたんだ。

     でもせっかくアメリカに行くんだからオタコンだけでなくて、サンフランシスコにも行こうと思ってトーレンの所に泊まっていたわけ。

     
     オタコンの会場は、入口から巨大なディーラーズルームがど~んとある。
     ディーラーズルームと言うのは、アメリカのコミケ会場みたいなところね。
     

     そのほんとに入口付近のブースに、いきなりこのTシャツ( https://goo.gl/K1LjD9) がばーっと並んでたんだよ。

     5cc4498cd4a6d30226cfeb10d4b8df385ff414b5

     THE LYING KING(ウソつきキング)って。

     「mirror mirror me wall, created me after all ? (鏡よ鏡よ鏡さん、僕を作ったのは、本当は誰なの?)」って鏡に聞いているという、めちゃめちゃ意地悪なTシャツ(笑)。


     うわーって言ってたら、そこの売店の兄ちゃんが、サムアップして、「いいだろう!」ってニヤって笑った。

     僕、嬉しくなっちゃって、これ買ってその場で着たんだよ。
     

     それ着て会場で歩いていたら、もうそういうコンベンションだからさぁ、かなり多くの参加者が状況を知ってるんだよ。

     みんな僕の着てるTシャツ指さしてゲラゲラ笑いながら、「それどこで買った?」「どこで買った?」ってきいてくる。

     日本から来た人間にだよ。
     

     僕は「あの入口のブースに売ってる、売ってる。」とか言って説明してたんだ。
     そしたら、2日目になったらもうね、20人くらいが同じTシャツを着てるんだよ。

     で、お互いに会場ですれ違う度に、サムアップ!サムアップ!(決めポーズ!)
     

     そういう思い出があるTシャツです。

     
     これはかなり着ちゃったからねぇ。

     襟のところもぐだぐだになっているんだ。


     実はBSマンガ夜話にもこれ着て出演したことがあるんだよ。

     夏目房之介さんが大笑いして、大喜びしてくれた。

     
     なんと天下のNHKでちゃんとこのTシャツがオンエアされたんだよ。

     今だったらコンプライアンス問題とかで絶対にダメだったんだろうけど。

     
     そんな思い出のあるTシャツだから捨てられません!
     
     という話でした。

     
    ─────────────────────────────

    動画や全文が気になった方、【ブロマガチャンネル】メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ(月額2,160円)のご入会はこちらから!
    http://ch.nicovideo.jp/okadatoshio-archive

    ───────────────────────────────────

    いかがでしたか?

    「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。

    番組内で取り扱う質問はコチラまで!

    よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
    みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
    だから僕は、質疑応答が大好きです。

    みなさんからの様々な質問をお待ちしています
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    企画編集:のぞき見のミホコ(FREEex)
         起こしのヤスタカ(FREEex)

    ───────────────────────────────────


    岡田斗司夫
    and
    Special Thanks To読者のあなた
    ───────────────────────────────────
    Copyright(C) OkadaToshio. All Rights Reserved.
    ───────────────────────────────────
    ■お問い合わせ
    有料メルマガの購読、課金、メール未達に関するお問い合わせは、
    『ニコニコヘルプ』のページよりお願いします>http://qa.nicovideo.jp/category/show/501
    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    岡田斗司夫ゼミからのお知らせ
    更新頻度: 毎日
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥550 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。