───────────────────────────────────
私は高校3生の受験生女子です。
私の父は普段は面白い人ですが、昔から自己中心的で短気で少し暴力的な部分があります。
ここ数年、家事の手伝いを積極的にやっており、怒鳴ることもありませんでした。
母と父の結婚記念日には2人に花束とプロに書いてもらった似顔絵をプレゼントしました。
凄く喜んでくれてうれしかったです。
父はずっと暴言を繰り返しました。
「オレは家事をいつもやってやってる」「オレは自分中心だから、お前らのことどうでもいい」。
私が母に「こんな奴の血が入ってると思うと最悪」と言うと、アイツは私と母に向かって包丁を向けて、「死にたいんやったら死ねばええ」と言いました。
小さい時から、皿を投げたり、母をぶったり、壁を蹴って穴を開けたりする父を見てきました。
もう限界です。
私は母に離婚して欲しいのですが、母は迷っています。
母はフルタイムで働いているのですが、やはり1人では厳しいみたいです。
2つに近くで暮らす父方の祖母が、母を頼りにしていることです。
3つは離婚の手続きが面倒臭いということです。
私はどうしたらいいのでしょうか。
何かアドバイスをお願いします。
お母さんは離婚する気は、100%、ありません。
これまで「あるようなそぶり」を見せていたのは、すべてあなたを傷つけないため。
同時にあなたを爆発させないための、母の「戦略」です。
母は迷っているように見えて、実はまったく迷っていません。
娘、つまりあなたに「離婚するつもりはまったくない」と伝えています。
しかし同時に、あなたの気持ちもわかってるから、傷つけないようにどうしても「回りくどい言い方」になってるんですね。
たとえば養育費。
これは「あなたを大学に行かせるためだからしかたないでしょ?離婚はあきらめてね」という意味です。
父方の祖母の問題は「私は家族を壊すつもりはない」という母の宣言です。
三つ目の「手続きが面倒くさい」は、母のヤケクソの本音でしょう。
娘に「離婚できない理由」を説得したのに、あきらめてくれない。
じゃあもう「手続きが面倒! そもそもお母さんは別に離婚したいわけじゃないし!」と言っちゃったわけです。
でも、あなたはそんな母の言葉を「離婚を考えてるけど迷っている」と受け取ってしまった。
離婚の可能性があると信じた。
なのに決意してくれない母にヤキモキしている。
だから苦しいんです。
じゃあなぜ、母はあなたに「離婚で迷っている」かのようなそぶりを見せるのでしょうか?
なぜはっきり「離婚するつもりは無いから、もうその話はするな」と言い切らないのでしょうか?
それは母なりの「家族の管理術」です。
母から見れば、夫も娘も「同じようなトラブルメーカー」です。
夫は粗暴で肉体的な暴力。
娘は実の父のことを「こんな奴の血が入ってるなんて最悪」という言葉の暴力。
2つの爆弾を抱えた母は、娘を爆発させないために、離婚を考えてるふりをして、なだめてきました。
すると娘、つまりあなたは「母も離婚を考えている」と信じちゃったわけです。
違います。
あくまであなたの不満をなだめるための小さなウソです。
ガッカリしましたか?
ショックですか?
たぶん、うすうす感づいてましたよね。
母のウソは、あなたをなだめるため、つまり「子供扱いしてる」ためです。
「子供扱いはやめて。お母さんが離婚するつもりは無い、というのは認めるよ」と母に言ってあげてはどうでしょうか?
あなたの苦しみも薄まるはずです。
──────────────────────────────────────────────────
いかがでしたか?
「番組内で取り扱う質問はコチラまで!」
ヤムアキ