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「【ガンダム講座 第 8 回】 コロニーは2つでワンセットの理由」
前中後編の中編ですね。
こいつがそのオニール型のコロニーなんですけど。
『機動戦士ガンダム』でも使われている、シリンダー型の宇宙コロニーですね。
いろんな説があるんですけど、15万人規模とかですね1000万人くらい住めるとか、いろんな説があります。
角度がついているように見えますけど、実際は平行です。
平行に2つのコロニーがチェーンみたいなもので結びついているんです。
これ、何かというと、この形のコロニーというのは、人工重力というか擬似重力を作り出すために回転しなきゃいけないんですけど、回転すると “トルク” 、つまり「軸の方向を変えたくない」という力が発生してしまうんですね。
ところが、回転することによって角運動量が発生してしまったら、軸の向きが固定されちゃうわけです。
そのためにどうすればいいかというと、この角運動量を相殺(そうさつ)して、消さなきゃいけない。
そのためには、2つのコロニーがそれぞれ逆方向に回転する必要があるんですね。
飛行機の双発機も同じ様にトルクを相殺(そうさつ)するために、お互いのプロペラを逆回転させる時があるんですけど、それと同じで、逆回転させているんですよね。
お互いに打ち消し合う力というのを作るために。
えっ、本当?
俺、今までずっと「そうさつ」って読んでたんだけど。
ああ、もう本当に「他人と話すより本を読んでいた」という、子供の頃のデメリットが出まくりですよね(笑)。
子供の頃に読んでいる時には口に出さずに頭の中で読んでるだけなんで。
こんな言葉、小学校くらいから知ってるくせに、60歳を超える今まで絶対に「そうさつ」だと思っていたという俺。
まあ、いいや。
いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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