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頭文字Jさん のコメント

いいものを拝見した 吾輩もがんばってみるにゃ♪
ありがとぅっす!
No.1
130ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  岡田斗司夫のニコ生では言えない話 第65号 2013/12/30 ─────────────────────────────────── 【今週のコンテンツ】年末スペシャル特集!『ま、金ならあるし』傑作シリーズ『最終ビジネス』 【今週の大特集】「アオイホノオの裏側」 岡田と庵野監督たちとの出会いからDAICON3まで ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆【今週のコンテンツ】年末スペシャル特集!『ま、金ならあるし』傑作シリーズ『最終ビジネス』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回は年末スペシャルということで、久しぶりにのぞき見のミホコがお届けします。 皆様、『アオイホノオ』をご存知ですか? 日本一熱いマンガ家:島本和彦先生が、『ゲッサン』に連載中のマンガです。 http://goo.gl/ttDzqv 岡田との楽しい対談で、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。 島本和彦×岡田斗司夫対談「アオイホノオの真実」 【この動画は投稿者により非公開に設定されています。】 このマンガの舞台は、島本先生の出身大学「大阪芸術大学」。 実は、エヴァンゲリオンの庵野秀明監督をはじめ、ガイナックスの現社長・山賀博之監督、プリンセスメーカの生みの親:赤井孝美監督らが同時代に学んでいた大学なのです。 『この物語はフィクションである』という宣言から始まるこの伝記マンガ(笑)、特筆すべきは学生時代の岡田斗司夫が登場し、活躍する点です。 しかも、島本先生が自ら、ガイナックスや岡田に取材を繰り返して描かれた「フィクションという名の伝記マンガ(実録もの)」なのです。 マンガとして楽しめる上に、裏話としてもおもしろく、資料としての価値がある、一粒で三度おいしいマンガと言えます。 しかもストーリーが進むほど、岡田をはじめ、DAICONのスタッフ(将来のガイナックス・スタッフ)が中心に! 既に主役が誰だか、メインの舞台がどこだかわからないほどです。 今月発売された11巻では、なんと表紙イラストも岡田はじめガイナックスゆかりのスタッフばかりが登場しています。 これを記念して、このブロマガでも、DAICON3特集です。 週刊アスキー『ま、金ならあるし』で連載された『最終ビジネスシリーズ』。 http://goo.gl/mZU0Bz 第20回日本SF大会 DAICON3 からDAICON4にかけて。オープニングアニメ(いわゆるDAICONのアニメ)や、仮想通貨クレジットの顛末まで、お金の話を中心にじっくりと語られる連載エッセイ。全19話の力作です。 ここでは、そのさわりの部分、DAICON3の頃のエピソード(2#~6#)のみを切り取ってお届けします。 舞台は大阪。時は昭和53年。岡田はまだ学生になったかり。あこがれのSF研に所属できてすっかり浮かれています。SFファン活動の頂点である「日本SF大会」というイベントを主催することを決心するのですが・・・ ************************************ なにかに熱中している若者は、いつの時代も貧乏と相場が決まっている。 アイドルのおっかけにはまっているヤツは、夜行バスや激安航空券情報にやたら詳しくなる。 劇団に所属して熱心に活動しているヤツは、短期日払の割高バイト情報にやたら詳しくなる。 ご多分に漏れず、僕も大学時代、若さゆえの情熱のせいでイヤになるほどの貧乏を経験した。 当時、僕が熱中していたのはSFだ。SF小説に熱中したってたかが知れている。 バイトで稼いだお金は全部SF小説を買うのにつぎ込む。 そんなことは僕にとって「当たり前」で、苦労とも貧乏とも思わなかった。 ところが、僕が熱中していたのはSF小説だけでなく「SF」という活動すべてだった。 SF映画やSFアニメ、そしてなによりSFファン活動。そのファン活動の頂点として僕たちの上に君臨していたのが「SF大会」だ。 「SF大会」とは、年に1度開催される「SFファンの、SFファンによる、SFファンのための」イベントだ。 日本各地のSFファンたちが立候補し、毎年夏に持ち回りで開催する。 SF作家の先生方もゲストできてくれるが、基本的には学生を中心としたボランティアだけで自主的に運営する、というところは学祭に似ている。 しかし学祭と違って会場を借りなければいけないし、そのために入場料もとるので、動くお金は見たことも無いほどの金額になる。 イベントのレポートがSF専門誌に掲載されたりもして、華やかだ。 大阪の片隅でそんなレポートを読むしかなかった僕にとって、心からあこがれるイベントだったのだ。 当時、熱烈SFファンだった僕は、SF小説を読みまくったせいで浪人し、それでも懲りずに読みまくり、関西で一、ニを争う偏差値の低い大学にSFサークル入会を目当てに潜り込んだ。 勢いこんだ僕は入学式の翌日、SF研究会に入会し、木曜には「やたら熱い1年生が入会してきた」と先輩たちをビビらせ、その週の土曜には関西中の大学SF研究会の連合組織・関西SF研究会連盟、通称「関S連」の大集会に出席していた。 大集会といっても梅田の喫茶店でイケてない文系大学生が集まってクリームソーダとかカルピス飲んでSF論を交わしているだけである。そこにいきなり登場した、やたら生意気な一年生が「関西のSFファンの力を結集して、大阪でSF大会を開催しましょう」とぶちあげたわけだ。 他大学の先輩たちは、1年坊主がいきなりやってきて、場違いなほど熱苦しく語り倒すのを、あきれ返って見守るばかりだった。 反対されなかったのを良いことに、僕はさっそく唯一のSF専門雑誌「SFマガジン」の読者蘭に告知を出した。 「来年1979年は大阪でSF大会を開きます!申し込みは大阪府堺市中百舌鳥町~~岡田まで!」 2ヶ月遅れて、その告知はSFマガジンに掲載された。 するといきなり、大学SF研OBから呼び出された。 「お前ら、なんちゅうことをしでかしてくれたんや! とにかく東京へ行って謝ってこい!」 東京ではBNFの方々が激怒しながら僕たちを待ちかまえているという。 BNF? ビッグ・ネーム・ファン、つまり業界内で有名な影響力の強いファンのことだ。 有名なのにファン? それはなんだ? 首をかしげながら、僕たちは夜行バスに飛び乗り東京へと向かった。 待ちかまえる大説教が、僕たちを超貧乏に叩き込むとは知らずに。  
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