「悪意に満ちている世の中」
【質問】
“なぜ世の中はこんなに悪意に満ちているのだろうとばっかり考えてしまいます。
周りは自分の事ばかり考えて、他人を思いやった行動をなぜとらないんだ?と考えてしまいます。 政治家は今後の日本をどうするかではなく、目先の票を目当 てにした政策を考える 会社の上司は自分の出世の事だけ考えたゴマすりばかり。 官僚は天下りするのがあたりまえ、もちろん良い人もいるのはわかっていま すが、世の中悪人のほうが多いんじゃないかと物事をネガティブな方向へとだけ考えてしまいます。 何か良い方向へ考え方を変える事はできますでしょう か?”
【回答】
世界が悪意に満ちているように見えるなら、それは浦上さんの内面を写し取っているんだと思います。
もし世界が悪意に満ちていたとしても、その中で人は懸命に生きています。つまり「悪意の中でも人は生きられる」という希望のメッセージを読み取ることも可能です。
世界は複雑系でできています。単純な善悪論では、はかれません。それを善悪で解釈するのは、観測者である「いち個人」です。
その個人の世界観が「希望」なら、世界から善意を読み取れます。
その個人の世界観が「絶望」なら、どんなニュースからも悪意を読み取ることが出来ます。
>周りは自分の事ばかり考えて、他人を思いやった行動をなぜとらないんだ?と考えてしまいます。
たぶん、キーはここです。
「考えて」るだけだから絶望するんですよ。
浦上さんだけでも、他人を思いやった行動を取り続けたらどうでしょうか?
毎日、そればっかりやったら、すぐに気付きますよ。
あんがい、「他人を思いやった行動」をとってる人が多いことを。
考えてるだけだから気付かないんです。やってみたらどうでしょうか?