「「何の制約もなかったとしたら、何がやりたいですか?」という質問が苦手です」
【質問】
“本当にやりたいことに気づくために、「何の制約もなかったとしたら、何がやりたいですか?」という質問に答える方法をよく目にします。
ただ私はこの質問が苦手で、うまく答えられないんです。
頭に浮かぶのは、時間ができたらやらなきゃと前からリストアップしていたことばかり(例えば、「妻のiPhoneが息子の写真と動画でいっぱいだから、DVDに移さなきゃ」とか「支出が多いから、我が家の予算を考えなきゃ」などです。)
そこでふと、質問前段の「何の制約もなかったとしたら」を別の言葉に置き換えてみたら、やりたいことが浮かぶかも、と思ったのですが、岡田代表ならどんな言葉で置き換えますか?ぜひ聞かせてください。
私もこの後、考えてみます。よろしくお願いします。”
【回答】
「いま大学2年生で、親からの遺産100億円を相続したらなにをしますか?」かなぁ。
そしたら現状の仕事や人間関係など一切をリセットして考えてくれるだろうから。
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さわきちゃんさん/31歳/脳神経外科/ブロマガ会員
「微細な作業で起こる手ぶれの解消方法」
【質問】
“岡田先生初めまして。毎回楽しくブロマガを拝見しています。またスマートノートの使用で自己解決力が向上し新しい発想が出やすくなりました。感謝してお ります。
仕事上、微細なピンセットで行う顕微鏡作業で起こる手ぶれの解消方法を探しています。
解決方法として集中力が関係していると考え、集中力向上の為 に1つの事だけを考えられる技術を身につけたいと思っています。
集中出来ていない原因の一つとして、色々な考えが頭の中にあり同時処理しようとしている事 があると思ったのですが、そもそも人間は同時に複数の事象を頭の中で考える作業は可能なのでしょうか?
自分としてはA,B,C等の複数の考えを覚えてい て、それらをとても短い時間でB➡A➡Cのように循環させて1つずつ処理しているように思えました。
この部分がはっきりすれば集中して物事に取り組めるよ うな気がします。ご教授の程を宜しくお願いします。”
【回答】
手ぶれと集中力の関連は僕にはわかりません。
なので、集中力向上のみ、お答えします。
僕の経験で言うと、集中力が極大化している状態とは「ひとつのことだけ考えている」わけではありません。
「他のことが次々と浮かんでも、中心で考えているトピックを見失わない状態」がパフォーマンスが最も良いように思います。
たとえば僕が「悩みのるつぼ」の原稿を書いているときに、集中している状態では、ほぼ原稿のことのみ考えています。
その時、急用のメールが来ても、さっさとメールの返事を書いてしまえます。でありながら、るつぼ原稿のことはちゃんと頭の隅に残っています。
こういう状態が「集中」ではないでしょうか?