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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「本当にできる男は、アンチファッションだ」
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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「本当にできる男は、アンチファッションだ」

2015-08-20 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/08/20
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    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    情報サイト『探偵ファイル』に掲載したコラムをお届けします。


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    「本当にできる男は、アンチファッションだ」

    (元記事はコチラから)


     「Facebook」の創設者、マーク・ザッカーバーグは「グレーのTシャツとジーンズ」しか着ない。
     理由を秘書に聞くと、単純明快に答えてくれる。

     「毎朝、どんな服を着るかを決める時間を短縮するためです。
     ミスター・ザッカーバーグの時間はあまりに貴重だからです」

     オバマ大統領も、グレーか紺のスーツのみ。
     無難なネクタイをしめているだけ。
     こちらも、服を選ぶ時間が無駄に感じるから。

     そういう人たちはファッションに鈍感な「ダサい」ひとなのか?
     いや、違う。

     ジョルジオ・アルマーニも、スラックスの上はいつも紺の長袖Tシャツしか着ない。
     彼のように高名なファッションデザイナーでも、朝の時間は節約したいのだ。

     「何を着るのか考える時間を減らすため、同じ服しか着ない」というのは、僕も大賛成。
     僕もこの夏着ているのは、おなじ紺のポロシャツのみ。
     おなじシャツを2枚買って、毎日洗濯しながら交換している。
     下にはいているカーゴ・パンツも同じものを2枚、これまた交換しながら毎日はいている。
     毎日、おなじ格好というのは本当に楽だ。できれば一生これでいきたい。

     ところで、「いつもおなじ格好」の代表と言えば、スティーブ・ジョブズ。
     彼がいつも着ていた黒のハイネックシャツ。
     10着どころか、同じものを数百着も持っていたらしい。
     しかも彼の場合、理由は「時間の節約」ではなかった。

     ジョブズがSONYの見学したときに、「作業着」という存在に驚いた。
     創業者の盛田昭夫氏はジョブズにこのように教えた。

     「戦後、誰も服を持っていなかった。
     だから作業着のようなものを配る必要があった。
     それから何年も経って、その作業着こそが彼ら独自のシグニチャースタイルとして発展していったのです。
     作業着は【労働者とSONYの絆】のような存在になっていきました。」

     この話にジョブズは大感動!
     さっそく三宅一生にAPPLE社専用のユニフォームをデザインしてもらった。
     しかしアメリカに帰って、「社員みんなで制服を着よう!」ともちかけたけど、制服の文化がないアメリカでは受け入れられない。
     社員全員からブーイングの嵐。

     それでもジョブズはあきらめきれず、自分ひとりだけでも制服を着ると決意。
     三宅一生に黒のハイネックシャツを何枚か作ってくれるよう依頼し、百着くらい送ってもらったらしい。
     彼がいつも着ている黒のハイネックシャツがそれ。

     「制服を通して自分だけのスタイルを人に伝えることができる」と、いつのまにか目的がすり替わっていた。
     このあたり、「自分の失敗」を、まるで最初から考えていた戦略にすり替える上手さが、いかにもジョブズらしい

     僕も、例の紺色のポロシャツについてなにか「戦略」っぽく語ってみようかなぁ。


    以上、情報サイト『探偵ファイル』よりお届けしました。
    バックナンバーはこちら
     
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