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岡田斗司夫の解決!ズバっと 悩みのるつぼ「夫にイライラする」(回答編)
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岡田斗司夫の解決!ズバっと 悩みのるつぼ「夫にイライラする」(回答編)

2015-10-11 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/10/11
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    おはよう! 岡田斗司夫です。

    昨日のメルマガで朝日新聞『悩みのるつぼ』の相談文をお届けしました。
    今日は、いよいよ回答文もお届けします

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    相談 「夫にイライラする」

     60代半ばの女性です。
     人に相談しても仕方ないなと思いつつ、岡田斗司夫さんの回答にはいつもなるほどと思います。
     で、ここでひとつ相談したいと思い、筆をとりました。
     
     よくある話ではありますが、61歳の夫がうっとおしいし、いけないと思いつつイライラしてしまうという相談です。
     私の今の解決法は、そばにいる時間を極力少なくする、というものです。
     夫はさみしそうです。
     でも、いらない余計なことを言ったり、してほしいことはしないではなく、できない、すぐイライラする、体重を減らさないといけないのに何でも食べたがる、こちらの言うことにはいろいろと理屈をつける!など目に余ります。
     
     夫はまだ仕事をしているのですが、家にいる時間が昔より長くなったため、夫も家の中のことがいろいろと目についてきたのだと思います。
     自分が家事をやるのではなく、テレビで仕入れた家事についてのミニ知識を、さもすべてわかっているかのように人に伝えるのです。
     
     知ってますよ!
     じゃあ、あなたやってみて下さい!
     です。
     
     夫はいい人です。
     ですので、何とか自分のイライラをかわせたり、沈めたりする方法を教えていただけないでしょうか。
     たぶん、大勢の主婦がきっと悩んでいると思います。


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    岡田斗司夫の回答文

     すでに「いっしょにいる時間を減らす」という究極の対処法も試していますよね?
     そこまで割り切ったのにまだ解決しないんだから、ちょっと荒療治で考えてみます。
     
     20代のカップルなら、相手がいかに「いい人」でも、すでに別れてると思うんですよ。
     いっしょでいることがしんどくて、「いっしょにいる時間」を減らそうと思っているなら、それは別れへのカウントダウンです。
     
     でもあなたの相談には「離婚」という文字がない。
     
     世の中には「離婚したほうが幸せなのに、なぜか離婚できない夫婦」が数多く存在します。
     もちろん「こんなしょーもないことで離婚?」と考えるかも知れませんが、離婚の大部分は「しょーもないこと」をガマンできないからです。
     
     逆に「しょーもないこと」にガマンできているのには、なにか理由があります。
     恋愛感情だったり、育児していたり、あるいは経済事情だったり。
     あなたが離婚を考えないのは、こういうなにか理由があるはずです。
     
     言い過ぎかも知れませんが、あなたがガマンしているのは、「無力だから」じゃないですか?
     離婚したら、どうやって生きていけばいいのかわからない、と思ってるからじゃありませんか? 
     「こんな人といっしょに暮らさなければいけない、自分への無力感」
     これがイライラ感情を起こす本質です。
     そして本質さえわかれば、「イライラ感情」への対処は可能です。
     「イライラ感情」の総量は変えられません。
     でも、いまは相手負担が80%、自分負担が20%ぐらいになってると思います。
     せめて50%は自分が負担しましょう。

     「私が稼いでないから、仕事がないから、世間体を気にするから、この人といっしょにいるしかないんだ」
     「欠点はあるけど、この人はいい人。なのに私はこの人が嫌い。私はイヤな女だ」
     
     これがイライラの自己負担分です。
     すると「相手がイヤ」と同じだけ「自分のふがいなさ」を実感できます。
     イライラより「私、なにかしなくちゃ」と思えるようになります。
     あなたのイライラは、思春期のイライラです。
     「親にイライラする。家を出たい!」とあなたの若さが叫んでる証拠です。
     イライラ感情を、自分を変えるチャンスに変換してください。
     
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