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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「評価経済社会とカリスマ」
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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「評価経済社会とカリスマ」

2015-11-23 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/23
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    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。

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    評価経済社会とカリスマ」


     私はこうした社会変化を、「評価経済社会」への移行過程だと説明しています。
     これまで大勢の人に強い影響を与えることができたのは、国家や宗教、マスメディアなどに限られていました。
     私たちの人格や価値観、行動は、さまざまなメディアからの影響によって形成されています。

     ところが、インターネットの登場によってこの仕組みに大変化が起こりました。
     メールや各種ソーシャルメディアの発達によって、個人であっても不特定多数に対して意見を表明し、影響を与えることが可能になったのです。
     といっても、誰もが同じだけの影響力を他人に及ぼせるわけではありません。
     人気者、有名人、イケメン/美人、そしてカリスマなど、高い評価を得られる人間ほど、他人に強い影響を与えられる社会。
     これが「評価経済社会」です。

     個人だけでなく、企業活動でも評価経済社会への移行が見られます。
     アップル製品の人気は、スティーブ・ジョブズというカリスマと、「かっこいいライフスタイルを提案する会社」という評価によって支えられているわけです。
     
     ディズニーもそうですね。
     ディズニーの強い影響力は、たんに映画やキャラクターグッズの売上を伸ばすだけではなく、「ディズニーランドで働きたい!」という気持ちをファンに起こさせます。
     ディズニーランドのスタッフは、キャストと呼ばれますが、これは「自分たちが一緒にディズニーランドという舞台を作っている」という感覚をより強固にするための仕掛けといえます。

     高い評価を得た人は、メルマガやオンラインサロンを見ればわかるように、評価を簡単にお金に換えることができます。
     さらにいえば、いったんお金に変換しなくても、他人に強い影響力を及ぼせるようになります。
     逆に、たくさんのお金があるからといって、高い評価を得られるとは限りません。

     私が立ち上げたFREEexは、この評価経済社会の考え方に基づいています。
     「社長」である私に、「社員」である参加者が給料を払う。
     私はその代わり印税や講演料などは もらわず、コンテンツを低コストで世の中に公開し、自身の影響力を高めていくことができる。
     その後、FREEexは私のコンテンツを活用したマイクロ起業を支援するようになりました。
     今では、年商数千万円規模の株式会社も生まれています。
     「評価」に基づいたコンテンツ制作やイベント運営などの経済活動を組織内部で行い、そうやって生み出されたコンテンツによって組織外からお金としての収益を得ることができているわけです。

     FREEexの仕組みは、現在のメルマガやオンラインサロンビジネスの先を行っているカリスマビジネスだと自負していますが、あまりにも最先端すぎて私個人では維持できなくなってきました。
     現在、私自身はFREEexの運営からは身を引き、FREEexはクリエイター支援をはじめとした活動を行っています。 


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