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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/11
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おはようございます。

岡田斗司夫がいろんな質問に答える『解決!ズバッと』を、毎日どんどんお届けします。

今回は、「BRUTUS(ブルータス・マガジンハウス)」2011年10月1日号の『スターウォーズ特集』にて、岡田斗司夫がインタビューの質問に答えた回答の中から、選りすぐりをお届けします。

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「スターウォーズの世界で、悪の皇帝の目的は、結局何だったのでしょうか?」

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 皇帝の目的は、『民主主義革命』です。
 それに対して、『中国支配』というのがジェダイの復讐なんです。
 『古代中国の皇帝による人格者文明』が、ジェダイが目指したことです。

 今の中国対アメリカというのが、ジェダイ対シスの戦いにあたります。
 シスは欲望を前提としています。
 つまり資本主義文明全般です。
 ですから、最高議長『パルパティーン』が皇帝になります。
 それはローマ帝国で、カエサルが皇帝になったのと全く同じ。
 正しい民主主義のあり方のプロセスなんですね。
 はい。

 だから、皇帝シスの存在を否定しちゃうと、アメリカの大統領制度を否定することになるんです。

 大統領制度というのは、皇帝制度のまずいところをを何とかリニューアルしたものです。
 直系が、独裁者みたいな形で次々と代々継承されることさえ防げばいい。
 能力がある人がやればいいんだと。

 だから、シスの暗黒卿パルパティーンは、自分の子どもに皇帝を継がせない。
 能力があるダースベーダーを選んでいます。
 パルパティーン自体は自分の誰かに子どもを産ませて、それに後を継がせようという『血の継承』派ではなくて、『能力の継承』派なのです。
 つまりこれは、アメリカの大統領型の最も有能な者が司令官になるべきだという考え方です。


 インタビュー全文は、FREEexの『公式ブログFREEexなう
 BRUTUS 10/1号 岡田斗司夫インタビュー全文にあります。