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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「地方で漫画出版に勝ち目はある?」
取次や印刷会社との連携が必要だった名残だと思いますが、通信インフラが整い電子化がかなり進んだ現在、地方都市でも漫画出版社は充分成り立つように思います。
編集経験もない三十代無職の男が地方都市で漫画出版社をやるとしたら、勝算はあると思われますか?
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でも、何をするにも生活費のようなコストやリスクを自分で抱えないといけない。
でも地方の生活なら、リスクもコストもかからないので、失敗を覚悟したことを次々と出来ちゃうと思う。
つまり目指しているのは、"漫画出版社"じゃなくて、"漫画代理店"だと思う。
今もあるかどうかは知らないけどね。
一応、本屋さんに行けば、沖縄だけを舞台にして、沖縄の作家だけで描いた漫画雑誌があった。
それは20年前でもギリギリ成立していた。
理由は2つある。
ただし、タウン誌を自分で作れるかどうかがポイントだね。
だったら、まずはフリーペーパーから始めて、自分がタウン誌を作るチャレンジをすればいいんじゃないかな。
福岡の旨いものの情報が、実に見事に本編に入っている。
クッキングパパを読んでいると、小金ちゃんに行って、焼きラーメンを食べなきゃいけないような気がしてくる。
とても上手にステマが入っているんだ。
そういうことを入れられる漫画が作れて、プロデュース能力や編集能力がある。
それだったら地方の漫画出版は、その媒体が紙やデジタルに限らずに勝算はあると思うよ。
「好きなものは漫画だから」という考えなら、高いハードルです。