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6月は洋邦とも警察映画がアツすぎる!男たちの本格クライムアクションに酔いしれろ!!【動画】
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6月は洋邦とも警察映画がアツすぎる!男たちの本格クライムアクションに酔いしれろ!!【動画】

2016-06-28 18:30

    〈トリプルナイン〉とは職務中の警官が撃たれる非常事態が発生し、応援を呼ぶ際に使われる警察コードだ。『ザ・ロード』『欲望のバージニア』で絶賛されたジョン・ヒルコート監督が、この緊急コードの盲点を突いた壮大な事件の成り行きを描く本格クライム・アクション『トリプル9 裏切りのコード』が6月18日より公開されている。


    元軍人と悪徳警官で構成されたギャングが"トリプル9"を悪用して警察を欺き、わずか10分間の空白の間に政府の重要施設を襲撃する。その研ぎすまされたリアリズムと極限のテンションがみなぎる映像世界は『フレンチ・コネクション』『ヒート』といった名作を彷彿とさせ、警察権力の腐敗や裏切りのドラマ、壮絶なバイオレンス描写にも息を飲まずにいられない。最後に生き残るのは誰なのか、まったく予測できない熾烈なサバイバルを描き、モラルがとち狂った現代の闇をえぐる新たな都市型ノワールが誕生した。そんな本作のみならず、今月6月は警察官、刑事を主人公にした映画の公開が目白押しとなっている!

    (C)2015 STX Productions,LLC.All rights reserved.

    10日(金)に公開された映画『シークレット・アイズ』は、ニコール・キッドマンとジュリア・ロバーツというハリウッド二大女優とともに、『トリプル9 裏切りのコード』にも出演しているキウェテル・イジョフォーが主演を務めている。過去の未解決殺人事件を解くために再会したFBI捜査チームの3人。しかし、謎に迫れば迫るほど、真相は逃げていく...。3人の中に裏切り者がいるのか?世界が息をのむ本格派にして新時代のサスペンスとなっている。

    『シークレット・アイズ』予告


    11日(土)に公開された『64-ロクヨン-』(前編は5月7日公開)には、佐藤浩市をはじめ、綾野剛や永瀬正敏、三浦友和など、若手からベテランまで、日本映画界を代表する豪華キャストが集結。時は平成14年、かつては刑事部の刑事、現在は警務部の広報官として、昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む主人公・三上が、組織の中で生きる個人としての葛藤や、家族との問題を抱えながら「ロクヨン」事件の真相に辿り着く。映画関係者をはじめ各方面から絶賛が相次ぐ感動巨編だ。

    『64-ロクヨン- 前編/後編』予告


    25日(土)公開の『鬼はさまよう』では、『殺人の追憶』(13)のキム・サンギョンが主人公の刑事役を好演している。女性や子どもの失踪事件が連続発生する中、ベテラン刑事テスは、別件の容疑者ガンチョンを逮捕。さらに、彼が連続誘拐事件の犯人だと判明するが、逮捕の直前、ガンチョンはテスの妹スギョンをどこかに連れ去ってしまい...。本国で映画興行収入初登場第1位を記録した、社会派クライム・サスペンスは観た者の感情を震撼させるだろう。

    『鬼はさまよう』予告


    極秘捜査』も同じく25日(土)から公開される韓国の作品で、1978年、釜山(プサン)で実際に起きた誘拐事件を映画化したもの。子供の誘拐事件のの担当となったコン刑事は子供を保護するために極秘捜査をすることに。一方家族は、有名な占い師に、子供の生死を尋ね回るも、既に子供は死亡したという絶望的な答えばかりが返ってくる。そして、しかしついに導師キムをから「子供は生きていて、犯人から初めての連絡が来る」と告げられ、半月後、キムの言葉通り犯人からの連絡があったため、コン刑事は、キムを信じるようになるが...。コン刑事を演じているのは『チェイサー』のキム・ユンソクだ。

    『極秘捜査』予告(日本語字幕なし)


    実際に起きた"日本警察史上の最大の汚職事件"をもとにした『日本で一番悪い奴ら』も25日(土)から公開されている。

    (C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会

    『凶悪』(13)で国内の各映画賞を総ナメにした白石和彌監督が綾野剛を主演に迎えた話題作は、<黒い警部>の異名を残す実在の男をモデルにした北海道警察の刑事・諸星の26年間にわたる驚くべき半生を描いており、でっちあげ、やらせ逮捕、おとり捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に手を汚していく諸星の姿には悲しくも愛おしく、爽快感すら感じてしまう。

    映画『日本で一番悪い奴ら』 予告


    このように6月の映画興行は、警察官、刑事を主人公とした映画の公開が目白押し。世界的不況が叫ばれる現在、現実離れした幻想を映し出すのではなく、現実を風刺し現代社会を映し出すものを作る、という風潮が世界的に来ているのだろうか。表現の場、問題提起の場として、このような表現を心得としている作家や脚本家も増えているのかもしれない。

    そんな中でも、役者や製作陣の徹底的に追及したリサーチと準備、多くの努力の結果、臨場感に溢れ、観客にリアルを感じさせる『トリプル9 裏切りのコード』。警察権力の腐敗や裏切りのドラマ、壮絶なバイオレンス描写に息を飲まずにいられないだろう。


    映画『トリプル9 裏切りのコード』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開中!

    (C)2015 999 Holdings, LLC​



    ■参照リンク
    映画『トリプル9 裏切りのコード』公式サイト
    999-movie.jp

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