週刊少年ジャンプの看板コミック「銀魂(ぎんたま)」が主演:小栗旬、監督:福田雄一で実写映画化されることが決定した。
原作は、抱腹絶倒のギャグと壮絶アクション、そして厚い人情をも詰め込んだ天下無敵の痛快エンターテイメント。舞台はパラレルワールドの江戸。宇宙からやってきた「天人(あまんと)」の台頭と廃刀令により、侍は衰退の一途をたどってる時代に、己を信じる侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時を主人公に据え、彼と仲間の身におきる様々な事件が描かれる。
そんな銀時を演じるのが俳優・小栗旬。万事屋(なんでも屋)の銀時は、天パの銀髪が特徴で、普段は気の抜けたような向上心ゼロの怠け者だが、剣の腕はかなりのもの。かつては攘夷戦争に参加し「白夜叉」の異名を持つ伝説の侍なのだ。決める所はビシッと決めるそのギャップに、男性のみならず、多くの女性ファンも獲得している人気キャラクターをを、日本映画界のトップ俳優が演じる。
脚本・監督を務めるのは、福田雄一。「勇者ヨシヒコ」シリーズ、『HK 変態仮面』、「アオイホノオ」などで高い評価を受ける。以前から実写映画化の噂が出る度に、「もし『銀魂』が実写化されるなら、福田雄一で実写化して欲しい」「福田雄一だったら見る」という声も上がるほどだった。「空知先生にお会いした時に『福田監督ということは今回ももちろん低予算ですよね!』と言われたのですが、銀魂ともなると、残念ながら?たくさんの予算を頂けました。この予算、たくさん笑えて感動出来る銀魂のために使い切りたいと思います」と低予算で作品を手がけてきた福田らしいコメントを寄せている。
また、原作の空知英秋は、今回の実写化を受け、「メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。原作の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです」と語っている。
実写化されるストーリーや他のキャスティングについてはまだ解禁されていない。オリジナリティにあふれる福田の演出と、人気俳優・小栗旬がどう『銀魂』を実写化するのか、注目が集まる。公開は2017年、今年7月から撮影を開始する。笑って泣けてアツくなる、2017年最大の話題作になりそうだ。
映画『銀魂』は2017年 全国ロードショー
(C)空知英秋/集英社 (C)2017「銀魂」製作委員会
■映画『銀魂』公式サイト
gintama-film.com
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