人気フィギュアスケーターの髙橋大輔と世界トップクラスのフィギュアスケーターたちによる本格的ダンスショー『木下グループ presents LOVE ON THE FLOOR』(以下『LOVE ON THE FLOOR』)が、6月30日に初日を迎えた。
『LOVE ON THE FLOOR』は、勝ち抜きのダンス勝負を行う人気リアリティ番組「Dancing with the Stars」での活躍で、アメリカでカリスマ的な人気を誇っているダンサーのシェリル・バークが主演と構成を務める舞台。
メインダンサーを務めるのは、日本が誇るトップスケーター・髙橋大輔、アルベールビル五輪で金メダルを獲得したクリスティ・ヤマグチ、ソチ五輪で金メダルを獲得したメリル・デイヴィス、同じくソチ五輪の金メダリスト、チャーリー・ホワイトなど豪華有名フィギュアスケーターたち。舞台はプロローグを経て、1~4幕、エピローグという構成。それぞれのステージには、愛にまつわるタイトルが銘打たれており、メインダンサーを務めるシェリル・バークと髙橋大輔以下4人のスケーターにフォーカスを当ててゆく。
ハート型の照明が写し出された幕が上がり、観客をショーの世界観へと誘いこむプロローグ。この重要なステージの主役を務めるのは、われらが高橋大輔。純白な衣装に身を包み、思わず息を呑む華麗なダンスで見事にステージの先陣を務めた。続くACT1「ロマンス」では、クリスティ・ヤマグチが、愛が始まり2人が惹かれ合う姿をゴージャスに表現。ACT2「パッション」の主役はメリル・デイヴィス。愛が持つ激しいエモーションをしなやかな動きで表現する。
後半には、髙橋がお立ち台に上がってノリノリでセクシーなダンスを披露する場面も。客席の高橋ファンからは大歓声が湧いていた。20分の休憩をはさみ、ACT3はチャーリー・ホワイトによる「ハート」がスタート。パートナーであるメリル・デイヴィスと息のあったアイスダンスさながらの連続ターンを披露した。ACT4「パワー」は愛が持つ力そのものを表現したこの公演を包括するステージと言っていいだろう。主演を担当したのは本公演のディレクターを務めたシェリル・バーク。序盤で髙橋と共に披露したフラメンコを取り入れた情熱的なダンスが印象的だった。
ショーの締めくくりとなる「エピローグ」では、5人のメインダンサーが全員登場し、爆音クラブミュージックに乗せて、これでもかというくらい華やかで激しいダンスを披露。ラスト近くでは、観客総立ちのスタンディングオベーションと共に、ビートに合わせて凄まじい手拍子が巻き起こるなど、すさまじい盛り上がりに包まれ、ショーはフィナーレを迎えた。
公演終了後、髙橋は「フロアで全力で踊るのは初めてのこと。緊張したけど幕が上がって客席を見たらテンションが上がりました」とコメント。遅れて登場したシェリルは「このショーは16年前から考えてきた特別なショー。熱狂的なお客さんたちのおかげで盛り上げることができた。アリガトウ!」と感謝の辞を述べるとともに「大輔の演技は泣けた。素晴らしい。」と髙橋の初舞台を高く評価した。
一流のフィギュアスケーターと一流のダンサーが創る『木下グループ presents LOVE ON THE FLOOR』は、7月9日(土)まで、渋谷ヒカリエ11Fの東急シアターオーブにて開催中。フィギュアファン、ダンスファンならずとも楽しむことが出来るハイクオリティなエンターテイメントに仕上がっているので、是非とも気軽に足を運んでみて欲しい。
「木下グループ presents LOVE ON THE FLOOR」2016年6月30日(日)〜7月9日(土) 東急シアターオーブ
■参照リンク
「木下グループ presents LOVE ON THE FLOOR」公式サイト
http://www.loveonthefloor.com/
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