2016年、ラーメン業界に激震走る――。
昨今、数々のラーメンフェスが開かれている。そこに、遂に、あの横浜家系ラーメンが名乗りをあげた!
2016年7月16日(土)~18日(月・祝)、横浜赤レンガにて横浜家系ラーメン祭2016が開催される。
家系ラーメンとは?
横浜市にある「吉村家」を発祥とする、豚骨醤油ベースで太いストレート麺を特徴とするラーメンである。横浜を中心に全国1,000店舗以上あると言われ、多くのディープな愛好家を輩出してきた。そんな家系ラーメン&店舗が一挙に集結する「アベンジャーズ」的なイベントがこの夏、行われるのだ!
...と言われても何がそんなに凄いのかいまいち分からない。 確かに街角で「〇〇家」な看板は見かけるけど! ということで家系ラーメンにも詳しいと言い張る元メンズナックル編集長 篠塚雅也さんに話を聞いてみた。 今回も、あのキャッチコピーが出るのか!?
――単刀直入に今回の横浜家系ラーメン祭って何が凄いんですか?
篠塚:僕ら浜っ子のソウルフードである家系ラーメンが一堂に集まる、なんて考えられないこと。遂にそこまでの認知が広まったという感じですね。今まで多くのラーメンフェスがありましたが、なぜか家系は殆ど出展してないと思うのですよね。なので満を持してと言った感じですかね。
――家系ラーメンの魅力って何なんですか?
篠塚:僕の主観ですが、家系は嗜好品と同じなんですよ。無性に食べたくなるんです。中毒性があるというか。それが他のラーメンには無いところですかね。僕は10年以上同じ家系の店に通い詰めています。通算では数十万円そのお店に......。
家系って一見するとどこのラーメンもみんな同じに見えると思うんですが、全然違うんです。僕もその店にたどり着くまでに数年を要しました。自分の体に合う味。自分の体の浸透圧とマッチした店を探す旅人なんですね。市内の色々な家系を巡り、そして自分に合う家系を見つけたんです。グレートジャーニーの末に自分好みのホーム(家系)を見つける。まさに浪漫ですよね。
後はやはり、ニンニクですかね。家系ラーメンの戦闘力をコレでもかと上げる魔法です。明日の事など考えずに山盛り入れる。ニンニクを入れた後の深い味わいを求めて僕は通ってます。さらには鶏油(チーユ)も...
――熱いお気持ちは分かりました。ちなみにその通っているお店はどこなんですか?
篠塚:そのお店が今回の横浜家系ラーメン祭に出るんですよ。「光家」さんというお店です。お店は朝の3時頃までやっているので、僕らみたいな不規則な人間のためのオアシスなんですよ。
――おお! そこまで言われたらちょっと行ってみたいですね。
篠塚:本当に伝わりました? 家系の魅力? みなさんにも自分にあった家系を今回のイベントで見つけて欲しいんです!
――このイベントに関わっているんですか?
篠塚:いえ......ただの家系好きです......。
――あっ本当に好きなんですね......。今までのインタビューの中でも一番熱いですね。最後に家系ラーメンに付けるキャッチコピーをもらっていいですか? 恒例なので......。
篠塚:分かりました。では、皆さんも家系ジャーニーに出発して自分の家を見つけてください。
...と言うわけで。今月に初めて開催される家系ラーメン祭りは見逃せないイベントのようだ。そして送られてきたキャッチがこちら。例によって分かりづらいものは篠塚さんの解説付きです。
「ほとばしる脳汁! 豚骨醤油が俺のシナプスに直結する!」
僕のドーパミンは豚骨醤油なのかも知れない。そんな感じです。
「豚骨醤油とにんにくの邂逅が創世神話開闢の所以」
読み方はそうせいしんわかいびゃくのゆえん です。神話の始まりです。
「八大地獄へ伸びた大橋製麺と言う蜘蛛の糸」
光屋さんで使っている製麺です。苦しい現実から救ってくれる麺です。
「アクエリアスの壺から流れるスープをサジタリウスの矢で喰らう」
僕、水瓶座なので。アイオロスは最強なので。
「家族手当より家系手当が俺のマニュフェスト」
横浜の会社は是非、従業員の皆さんに!
「豚骨醤油を産湯に使い、チー油で洗髪して候」
粋な浜っコのイメージです。
......本当に家系がお好きなんですね。
■横浜家系ラーメン祭2016
hamarepo.com/event/iek-fes2016/
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