近年、日本でもATMなどのスキミング被害は跡を絶たない。いま、ネット上では、観光地としても知られるウィーンの街中で、とある観光客が発見した銀行ATMのスキミング暴露映像が話題になっている。
https://youtu.be/ll4f0Wim4pM
この映像は、ウィーンのダウンタウンで撮影されたもの。歴史的建造物や教会が立ち並ぶ中、撮影者は、屋外に設置されたATMを映し出し、スキミング方法を説明する。
彼が指し示すのはカードの読み取り口だ。すべて、ダミーが粘着テープで付けられているもので、この偽装された読み取り機がスキミングのツールになっているという。使用者のほとんどが騙されてしまいそうな悪質な手口である。撮影者は、隣でATMを使用している女性を制止しながら、次々とスキミング用の偽造読み取り口を外して行く。
この映像を撮影したベンジャミン・テデスコさんは、後日、さらなるワナが仕掛けてあったことを自身のSNSに掲載している。いわく、カードの情報に加え、このATMにはカードの裏側のピンコードの番号を読み取るカメラが設置されていたということらしい。
一つのみならず、二重、三重とスキミングのトラップが仕掛けられているATMを見破ることはなかなか難しいが、この映像をアップした後に、このエリアのATMからはカメラなどが撤去されていたということで、ベンジャミンさんの動画は一応の抑止になったようである。
■■参照リンク
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