ゴーダ、チェダー、ペッパージャック...、世界には膨大な数のチーズがあるといわれ、レシピもまたバラエティに富んでいる。しかしこのたび、毎食チーズを欠かさないというチーズ好きさえ驚くようなチーズの秘密が明らかになった。
米ミシガン大学が発表した研究によると、チーズはがん細胞を殺す働きをするのに役立つという。チェダー、ブリー、カマンベールといった乳製品や、加工肉などにも含まれるナイシンというペプチドがその働きをするのだそうだ。
微生物学のジャーナル「ジャーナル・オブ・アプライド・マイクロバイオロジー(Journal of Applied Microbiology)」に発表された同研究では、ナイシンを摂取したマウスのがん腫瘍が劇的に減少したとしている。「ナイシン・ミルクシェイク」と呼ばれるこの研究では、マウスに投与されたナイシンは、9週間後には70~80パーセントのがん細胞を死滅させた。
研究者によると、ナイシンはがん細胞にダメージを与えるだけでなく、健康に害をおよぼす恐れのある抗生物質耐性バクテリアにも有効とのこと。あくまでもマウスによる研究なので、人間への効果は不明だが、チーズががんの特効薬になる日も近いかもしれない...!?
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