あのボン・ジョヴィが、重い病と闘う女性ファンを自ら労うという粋なサプライズを行った。
https://www.youtube.com/watch?v=E_hJ_gHUSb8
肺癌を患っているキャロルさんは、30年来のボン・ジョヴィのファン。ずっとジョン・ボン・ジョヴィに会いたいと願っていた彼女一家が、ジョンが経営するレストラン<ソウル・キッチン>を訪れた際に、なんとジョン本人がサプライズ登場! まさかの出来事に驚いたキャロルさんは涙を流して喜んだようだ。
テーブルにディナーが運ばれてくるまで1時間以上もの間、家族と会話したり、ハグをして頬にキスしたりとフランクに交流したというジョン。最後にはサイン入りのギターまでプレゼントし、ファンとの貴重なひと時を粋に演出した。
思わぬ形で夢が叶ったファンが歓喜する様子を捉えた動画は約50000再生を記録しているが、実はこのサプライズは、キャロルさんの娘・ロージーさんが2週間もの間こっそり計画していたもの。闘病中のキャロルさんが"ジョン・ボン・ジョヴィに会わせてください。どうかシェアお願いします"というメッセージを掲げた写真をFacebookに投稿するなど、老い先短い母のために世界中に向けて発信していたのだ。
とはいえ、まさか本当に実現するとはロージーさんも思っていなかったのだろう。喜びでいっぱいの母の姿を見た彼女はサプライズ当日を振り返り、「私たち家族にとって忘れられない最高の1日になりました」「ママがあんなに嬉しそうな表情をしているのを見て、私も胸がいっぱいでした」とFacebookに投稿している。
キャロルさんも「家族とジョンのレストランに行くだけでも、こんなに最高のことはないって思ってたの。でもジョンが現れた時は、"まさか、信じられない!"って気持ちでした。あんなことが起こるなんて」と語っている。
2011年にオープンした<ソウルキッチン>は、貧困にあえぐ地元の人々のために設立されたレストラン(キャロル一家が訪れたのはその2号店)。来客は食事代10ドルを支払うか、店のキッチンで働いて無料で食事するかを選ぶことができる。これは、ジョンが一貫して続けているチャリティの一つで、最近ではトムズ・リバーにB.E.A.T.(Bring Everyone Together)という施設も設立しており、ここでは貧しい人々のために料理のトレーニングプログラムを用意したり、恵まれない子どもたちにキッチンを解放するなど、人々と同じ目線でチャリティを行っている。
ニュージャージーの誇りを背負い"ロックのアイコン"となったジョン・ボン・ジョヴィは、故郷への恩を決して忘れることのない本物のヒーローなのだ。
【参照リンク】
http://www.goodnewsnetwork.org/
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