ある日、米コロラド州にあるオーロラ・アニマルシェルターに1匹のチワワが持ち込まれた。近くの学校に捨てられていたという。そのチワワは、ルーと名づけられた。両方の前足がなく、2本の後ろ足で飛び跳ねるように歩く姿がカンガルーのようだからだ。
https://youtu.be/sTf33jr1biw
ルーの足は先天的なものだと考えられるが、同センターでは今後のことを考え、動物の運動機能補助具などを製作しているOrthoPetsと共に、ルー専用の車いす付きハーネスを作成した。ルーはその間、一時的にモリス一家と暮らすことになったのだが、ちょうどハーネスを使い始めたころ、モリス家の息子ロビーさんが足を骨折、車いすの生活を送ることに。ロビーさんは「なんか和むよね。ルーも車いす、僕も車いす。まるで双子みたいで」と話す。
また、モリス家の先住犬や、時には猫も追いかけ回すというルーの元気な姿はロビーさんに活力を与えている。「健常者と同じにはできない。乗り越えるには相応の時間がかかると思うけど、ルーはやってのけた。僕もやれる気がするんだ、『どうせ片足だから』なんて言い訳できないよ」。
ただモリス家は一時的な預かり先のため、専用ハーネスに慣れた今、ルーは一生を一緒に過ごす引き取り手を探している。ロビーさんは言う。「ルーが幸せになれる家が見つかればそれでいい。他のみんなに愛を分けてくれれば」。
■参照リンク
http://www.aol.com/
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