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スペインで世界初のナチュラルな"青いワイン"が誕生したらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=bxek9U-erWU
スペインの新企業<Gik>は、バスク大学の科学者や、食品技術センター<Azti Tecnecalia>の研究者と協力し、2年をかけて世界で初めて青色のワイン「Gik」を開発した。
食品情報サイト<EATER>によると、共同創立者のAritz Lópezさんは、ビジネス理論家W・チャン・キムが描いた著書『ブルー・オーシャン戦略』からインスピレーションを受けたとのこと。
そこには「ビジネスの市場は、同じものと限られた顧客(魚)をターゲットにした専門家(サメ)で溢れ、血みどろの競争が展開する赤い海になる。青い海を取り戻すためには、新しいものを革新的に作り上げることが必要だ」といった理論が書かれているそうだ。
同書からヒントを得たAritzさんは、ワインの色を伝統的な赤色から青色に変えるアイデアを思いついた。<Gik>の青いワインの開発には、6人の開発者が関わっているが、全員がまだ20代。皆がワイン作りの専門家ではないというのも興味深い。成熟したワイン文化が根付いているスペインという国で育った彼らは、「本当に革新的なものを創り出したかった」という。
青いワインには、スペインのラ・リオハ州、サラゴサ、レオン、カスティーリャ・ラ・マンチャ州の葡萄園で収穫された赤葡萄と白葡萄を使用。とはいえ品種が重要というわけではなく、製造方法にポイントがあるそうだ。
葡萄の皮に含まれる天然色素であるアントシアニンや、植物由来の染料であるインジゴを混ぜ入れることで、美しいサファイアブルーのワインを創り出すことに成功。味のほうは、ノンカロリー甘味料を加えたスウィートワインのような感じらしい。
「Gik」は、公式サイトにて1本約11ドル(約1,126円)で発売中。現在はスペイン国内、フランス、イギリス、オランダ、ドイツから注文可能だが、今後はアメリカでの展開も検討しているようだ。
【参照リンク】
http://www.odditycentral.com/
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