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ジャニーズの彼女は「オバケ」である・・・「熱愛報道」が許されるジャニーズと許されないジャニーズ
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ジャニーズの彼女は「オバケ」である・・・「熱愛報道」が許されるジャニーズと許されないジャニーズ

2016-08-01 18:30

    【連載:ジャニヲタに訊け!】第9回 ジャニーズの彼女は〝オバケ〟である

    夏はオバケの季節です。
    あなたは、オバケの存在を信じますか?
    ところで、ジャニヲタにとって〝オバケ〟とは、ズバリ、〝ジャニーズの彼女〟のこと。

    「いても、自分の目で見るまで信じない」「私が見ていなければいないのと同じ」「そんなもん、いるわけがない!」など、その定義もオバケと〝ジャニカノ〟は似ています。

    で、〝オバケが見つかる〟と、もちろん当のジャニーズもダメージを被ります。
    熱愛発覚の証拠写真は、いわば心霊写真のようなもの
    ふわっとしていたものが写しとられると、がぜん生々しい存在となるのです。


    写真が上がると、まずは「やらせじゃないか?」と勘ぐるのがジャニヲタ脳。主演映画などが控えていれば、「宣伝を兼ねたパフォーマンスでは?」と思ってみたりします。
    しかし、どう見ても〝本物〟の場合、ヲタの矛先はオバケの解明に向けられてしまうのです。
    ジャニカノが有名人でブログでもやっていれば、アーカイブを掘り起こし、交際を匂わせるネタがなかったか徹底的に確かめる。
    実態を見せてしまったオバケは、もはやテレビから引きずり出された〝貞子〟のようなもの。しゅんとして失速するまで、ヲタによるジャニカノ退治はやみません。

    では、ジャニ本人はどうかというと、これは当人のキャラとステイタスによってまったく異なります。
    ファンにそっぽを向かれる者もいれば、女をしとめるほどに強まる困ったジャニや、「まぁ! やっと彼女ができたの?」とホッとされる人もいます。
    女性問題が吉と出るか凶と出るか、彼らにどんな違いがあるのでしょう?

    【恋愛ネタがダメージにならないジャニーズは?】

    手越祐也さん(NEWS)のように、女ネタが芸にまで昇華したタイプ
    まったく悪びれず、華やかに女性を魅了してまわる手越さん。手越さんがどんなに派手に浮き名を流しても、ファンにとっては「ああ、今日も平常営業ね」くらいな感じです。むしろ、彼がエライ人に叱られる姿を想像して萌えたりもする。手越さんに「女性を口説くな」というのは、パンダに笹を食べるなというくらい理不尽です。この域に達していれば、色恋は芸のこやしでしかありません。

    中丸雄一さん(KAT-TUN)のように、浮いた噂がほぼないタイプ
    ファンをハラハラさせるような恋愛ネタがとぼしく、堅実な30代以上のジャニーズは、ファンも優しい目で見守ります。ごくたまに女性の話題が記事になっても、「おめでとう!」だの「お赤飯炊こうか!?」だのと祝福さえされがち。長年積んできた誠意が、多少のロマンスもやわらかく包んでくれるのです。

    城島茂さん(TOKIO)のように、誠実に年を重ねたタイプ
    40代以上のお兄様ジャニーズも、だいぶ増えてまいりました。およその目安として、〝40歳〟は、アイドルとして恋愛を堪えるべき最終防衛線と言えます。国民の家族のように愛される城島さんに女性の噂が立っても、ヤリでド突きまわされるようなことはないでしょう。分別ある大人の振る舞いをしてくれるなら、ファンは謙虚に受け止めると思われます。

    【熱愛問題が致命傷になるジャニーズは?】

    反対に、女性問題で致命的な痛手を食らうのは、デビュー前のジャニーズJr.や、若手グループら、〝まだまだこれから!〟の人たちです。
    ちなみにファンがガッカリするのは〝彼女への嫉妬〟よりも、〝プロ意識の低さ〟や〝危機管理能力の甘さ〟だそう。ファン離れは、そのまま商品価値の低下につながります。

    うっかり熱愛がバレてしまった若手ジャニーズのみなさんは、居心地悪くともファンの叱責を受け止め、媚びたり言い訳したりせず、粛々と良い仕事をして信頼回復に務めるしかないように思います。

    〝ステラおばさんのクッキー〟だって、本当に1枚1枚おばさんが焼いているわけではないけれど、「これは優しいグランマの手作りです」というテイで提供されています。
    実際は機械が淡々と焼いていたとしても、そんなことは知りたくない。
    ジャニも同じで、もし女っ気があったとしても、「そんなものないよ、オバケなんてないよ」「ファンのみんなが彼女だから」というシレッとしたスタンスでいてくれた方が、楽しく応援できるのです。

    ファンの財布を気持ちよく開かせるために、ジャニのみなさんはくれぐれも〝オバケ〟に注意していただきたいところです。


    文/みきーる
    ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック"女子マインド学"を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。 ●Twitterアカウント:@mikiru ●公式ブログ:『俯瞰! ジャニヲタ百景

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