黒川博行氏の第151回直木賞受賞作「破門」を原作に、佐々木蔵之介横山裕がW主演する映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』が2017年1月28日に公開される。この度、大阪を舞台に、関西弁での会話がテンポよく繰り広げられる本作に、日本を代表する関西出身の俳優たちの参戦が決定した!


イケイケやくざ・桑原(佐々木蔵之介)と、ぐーたらビンボーな建設コンサルタント・二宮(横山裕)の凸凹コンビが大阪を舞台に、怒涛のアクション満載で贈る大追跡エンタテインメント『破門 ふたりのヤクビョーガミ』。今回出演が発表されたのは、北川景子(兵庫県)、橋爪功(大阪府)、國村隼(大阪府)、宇崎竜童(京都府)、木下ほうか(大阪府)、キムラ緑子(兵庫県)、矢本悠馬(京都府)、中村ゆり(大阪府)、橋本マナミ(山形県)ら9名(カッコ内は出身府県)。橋本以外は全員関西出身となり、本作の見どころのひとつでもある軽妙な関西弁の掛け合いを演じる。まら、唯一の関西圏以外の出身である橋本だが、「日本で一番愛人にしたい女」と誉れ高い彼女は初めて愛人役としてキャスティングされている。

北川景子が演じるのは、二宮が思いを寄せる美女・悠紀。映画では初となる全編関西弁のセリフに挑んだ北川は、「大阪弁の役をいただいたことも非常に貴重な経験でした。関西を離れてから長いので、不安な方言は方言指導の先生の音源を何度も聞いて撮影に臨みました」と語る。そんな北川に、小林聖太郎監督は「大阪の気ぃ強いネエちゃん、ハマってます」と太鼓判。北川自身の「お見合いばかりしているお気楽な女性の役柄ということで、平和な撮影でした」というコメントに役柄も見えてくる。

桑原と二宮を翻弄する小ズルいサギ師、映画プロデューサー・小清水を演じるのは橋爪功。橋爪が、「昔から、大悪党よりは小悪党、あたまに『小』が付く人物にやたらと魅かれる性癖は年をとっても相変わらずで、『小利口』『小生意気』『小賢しい』『小煩い』『小汚い』等々、些か食えない奴に目が無いというか...。だからこの役、一読して即はまってしまった。しかも、このオッサン、名前が『小清水』で...もう最高!」と自身の役柄に期待を寄せているだけでなく、小林監督も「いやぁ、こんなに楽しんで演じてる橋爪さんをあんまり見たことない、っていうぐらい弾けていただけました。ホンマにエエカゲンな大阪のジジイです。見てると腹立ちますが思い出すともっぺん会いたくなります」と語るように、コミカルな演技が観られそうだ。

桑原の属する組織の若頭・嶋田を演じる國村隼は、本作の撮影を「自分自身と役との境が曖昧になった様な変な感覚」と振り返り、「いつの間にか彼(小林監督)の作品世界に引っぱりこまれてしまった」と監督の技量を語り、小林監督も「二蝶会の若頭としての迫力と、親戚の優しいオッちゃん的な面を併せ持つ嶋田のアニキは、國村さんをおいて他は考えられませんでした」と信頼を寄せている。

さらに、意外にも今回が初の愛人役としてのキャスティングとなる、小清水の愛人・玲美役の橋本マナミは、「私は橋爪功さんと一緒のシーンが多く、橋爪さんのチャーミングでダンディな魅力に酔いしれながら現場をご一緒できたことはとても貴重な時間でした」と橋爪の魅力にうっとりしたコメントを出しているが、小林監督曰く、「橋本さんの撮影日は、橋爪功さんや、キャメラマンが浮足だってました。衣裳小道具合わせの時も、なぜかいつもよりスタッフの数が増えていて......」と撮影現場では橋本自身が周囲を酔いしれさせていたようだ。

関西出身者を中心に実力派俳優が集結した『破門 ふたりのヤクビョーガミ』は2017年1月28日(土)ロードショー!


(C)2017「破門 ふたりのヤクビョーガミ」製作委員会

■映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』公式サイト
hamon-movie.jp

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