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本年度最も底意地の悪いおとぎ話!女の性(サガ)を皮肉に描く『五日物語 3つの王国と3人の女』11月公開
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本年度最も底意地の悪いおとぎ話!女の性(サガ)を皮肉に描く『五日物語 3つの王国と3人の女』11月公開

2016-08-18 15:00

    『ゴモラ』『リアリティー』で、カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを2度受賞した鬼才監督:マッテオ・ガロ-ネが、世界最初のおとぎ話「ペンタメローネ[五日物語]」を独創的な美的感覚で映像化した『五日物語-3つの王国と3人の女』が、11月に公開となる。


    母となることを追い求め、若さと美貌を熱望し、まだ見ぬ世界に憧れる...17世紀初頭に生み出された世界最初のおとぎ話に描かれたのは、400年の時を経た現代と変わる事のない、残酷なまでの 女の"性(サガ)だった"!

    グリム兄弟にも多大な影響を与えた「ペンタメローネ[五日物語]」の物語の数々から、3つのストーリーを1つのテーマのもと結びつけ、独創的な美的感覚で映像化したのは、イタリアの鬼才監督:マッテオ・ガロ-ネ。

    元画家の感性を十二分に発揮して、ゴヤの版画集や古典ホラー映画からインスピレーションを得た、壮麗な中に不気味さを漂わせる映像と、皮肉に満ちたストーリーが融合した、どんな映画にも似ていない、唯一無二の大人のファンタジーが誕生した。

    https://youtu.be/1ZxAq2WZ4AY


    解禁された予告編では世界遺産にも登録されたアンドリアのデルモンテ城ほか3つの名城や、シチリアのアルカンタラ峡谷などイタリアを縦断したロケと、原作の書かれた時代を彷彿とさせるバロック様式の映像が映る。その映像のもと展開する、3人の異なる年代の女たちの欲望と、その残酷な運命を予感させる美しくも不穏な内容となり、監督のコメントからも窺われる、現代の女性からみても普遍的なそのテーマは、底意地の悪さすら感じさせるものとなっている。

    【マッテオ・ガローネ監督コメント】
    私は一貫して、人間の衝突、バイオレンス、愛、いわゆる人間が固執していることに興味がある。どうやって個人が外的要素によって悪に汚染されるかを見るためにいつも内側から見ているんだ。だからこの映画の、欲望から変貌する執念や自己破壊的な結果などが、私の映画でよく繰り返されるテーマだ。原作の物語にもダークなところがあった。なぜなら中世の大衆の民話が基になっているからね。もし17世紀には子供のために考えられた特別な文学がないとしたら...。これらの話は大人も子供もすべての人々を楽しませるために書かれた話なんだ。だからダークな要素やホラー、そして暴力の要素を含んでいる。今日の私たちの社会のように、その当時は社会が暴力的だったから、彼らは私たちに似てるんだ。それらをおとぎ話の世界において描くなら、人間の経験にとても近い、象徴的で現代的なものになるんだよ。


    3つの王国が君臨する世界―― ある王国では、不妊に悩む女王が"母となること"を追い求め、国王の命と引き換えに美しい男の子を出産した。また、ある王国では、老婆が熱望する"若さと美貌"を不思議な力で取り戻し、妃の座に収まった。そして、もう一つの王国では、まだ見ぬ"大人の世界への憧れ"を抱く王女の結婚相手が決められようとしていた。しかし、3人の女たちの欲望の果てには、皮肉な運命の裏切りが待っていた...。

    11月TOHOシネマズ六本木他全国ロードショー
    2015 ARCHIMEDE S.R.L.-LE PACTE SAS

    ■参照リンク
    『五日物語-3つの王国と3人の女』公式サイト
    http://itsuka-monogatari.jp
    RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/08/18/itsukamonogatari/
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