韓国と北朝鮮の国境、北緯38度線は世界で最も緊張している軍事境界線のひとつだ。
しかし、ここに配属された兵士たちはが週に一度、バレエのレッスンを受けているという。
https://www.youtube.com/watch?v=-L9rPyhLt9E
実は、兵士たちがバレエのレッスンを受けるのは精神的なリラックスを得るため。約1年前から韓国国立バレエ団から女性バレリーナを招き、普段履いている重たいブーツをバレエシューズに履き変え、ピルエットなどの技を練習しているのだ。
23歳の男性兵士は「最前線での暮らしは強い緊張感を伴うもので、時に非常に不安になったり心の均衡が保てなくなりそうな時があります。でも、バレエレッスンを通じて身と心のバランスを保てるようになり、同時に他の兵士たちとのコミュニケーションにも大きく役立っています」と話す。上官も「バレエを踊るためには強い筋力と柔軟性が求められる」と説明しており、両極端に思える"軍隊とバレエ"が兵士たちのメンタルには大きな効果を与えているようだ。
昨年、同部隊はチャイコフスキーの「白鳥の湖」の上演に成功したとのこと。今年はさらなる演目に挑戦する予定だとか。
【参照リンク】
http://www.odditycentral.com/pics/south-korean-soldiers-take-ballet-lessons-to-relieve-stress.html#more-53276
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