今、アーティストの創作意欲を最もかき立てる存在として人気急上昇中の一匹の猫がいる。米ニューオリンズのジャッキーさん宅で飼われている「ルー」だ。


ある日、ジャッキーさんは勤務しているアップタウンの動物病院で、アニマルレスキューから2本足の猫を保護したという連絡を受けた。写真を見て"ひとめぼれ"してしまったジャッキーさんは、その日の夜にはルーを自宅に連れ帰ったという。ルーの前足がないのは、虐待などではなく先天的なものとのこと。

ジャッキーさんによると「"四つ足の"先住猫2匹」との同居も、ルーには良いことだった。「2匹と一緒に遊んでいます、違いはまったくありません」。

さらに昨年、インスタグラムを始めてからは世界中からルーをモデルにしたアート作品が届くようになった。まんざらでもない様子で作品に見入る姿もアップされている。

「体の不自由な人や動物を見ると『かわいそう』だと思いがちですが、彼らはそういった同情は必要としていません。ただ日常の生活を送ろうとしているのです。彼らを受け入れて愛情をそそぐことで、それが実現するんです」。

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