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9月7日夜、シカゴ市内のアパートで麻薬捜査官による強制家宅捜索が執行されたが、住人によれば、警察は場所を間違えて捜査したのだという。
ある夜の21時ごろ、シカゴ市内のアパートの2階に住むジャマル・オーウェンズさん宅に警官ら十人余りが突入して来た。
一番上でもまだ5才にしかならない幼い子供たちが泣きじゃくるその目の前で、銃を構えた警官が、ジャマルさんとフィアンセの父親のピートさんを手錠をかけた。ジャマルさんとフィアンセのキャリーさんは、ほんの2ヶ月前にこのアパートに越して来たばかりで、この時はちょうど、キャリーさんの父親のピートさんが2人を訪ねてシカゴに出て来ていたところだった。
「みんなが恐怖におののいていた」とジャマルさんは振り返る。
強制捜索が始まったアパートでは、換気口のカバーは剥がされ、冷凍室の中身はことごとく外に放り出され、衣類は辺り構わず投げ散らかされた。
大麻に関する強制家宅捜索の令状を差し出されたが、よく見ると令状には「クリス」という人物の名前が......。結局2人の手錠は外されて、警察はその場から引き揚げて行った。もちろん、大麻が発見されるはずもなく、誰も逮捕されることはなかった。
ひとまず落ち着きを取り戻したジャマルさんらは、なぜこんなことになってしまったのかを警察に問いただし、また強制捜査により被った損害の賠償を求めていく構えだ。
今回の強制捜索についてシカゴ警察は以下の声明文を出している。
シカゴ警察は、ギャング活動の資金源となる麻薬の流通に関して、信頼できる情報に基づき、日ごろから強制捜査を執行しています。本件に関わる詳細は現在調査中です。なお、シカゴ市では、このような令状の執行によって発生した損害について賠償を行うプログラムが用意されています。
■参照リンク
http://www.aol.com/
RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/09/19/wrong_home/