80年代にワシントンで生まれたハードコアパンクに迫ったドキュメンタリー『サラダデイズ-SALAD DAYS-』が10月1日(土)より全国順次公開される。
80年代D.C.パンクは、別名「DIYパンク」とも呼ばれている。当時のハードコア・シーンで活躍し、その後もメジャーやメインストリームと関わりを持たずインディペンデント精神、DIY精神を貫く活動内容から、インディ界の最重要人物の一人と言われるイアン・マッケイを筆頭に、レコードの作成からレーベルの立ち上げ、ライブ会場や前座で演奏するバンド、入場料の決定など、全て自由に自分たちの手で行っていたのだ。
https://youtu.be/nE-SxvZ2NlY
この度、マッケイがマイナー・スレット解散後に所属したバンド、フガジが1988年に行ったライブの様子が収められた本編映像の一部が到着した。映像には、半裸になったバンドマンが演奏、熱唱している様や、ステージ上のオーディエンスがリズムに乗る姿が映し出されており、アーティストと観客が一緒にライブを盛り上げていた当時の熱気が伝わって来る。また動画には、当時のマッケイのインタビューも収められており、「入場は低く抑えている」というファン想いの一面を覗かせる場面も。
マイナー・スレットやフガジ、バッド・ブレインズ、スクリーム、ガヴァメント・イシュー、ヴォイドといった、日本でも人気の高い数々のパンク・バンドを輩出したワシントンの"80年代"に焦点をあてた本作。マッケイだけでなく、ブラックフラッグのヘンリー・ロリンズや、ダイナソーJr.のJ・マスシス、現フー・ファイターズのデイヴ・グロールなど、DCシーンを沸かせた面々が次々と登場し、当時の様子を語る姿が映し出される。
監督は12歳からD.C.パンク・シーンに親しみ、ハードコア・ファンジン「メトロジン」を立ち上げたミュージシャン兼音楽評論家のスコット・クロフォード。彼とともに製作総指揮に加わったのは、写真家としてこのシーンの第一人者であるジム・サー。彼らだからこそ撮れた本邦初公開となる写真やアーカイブ映像、当事者たちのインタビューは必見。当時の熱きDIYパンク・シーンと、そのバンドたちの音楽やスピリットが、いかに後世の音楽シーンに至るまでに強力な影響力を持つことになったのかを突き詰めた内容になっている。
『サラダデイズ-SALAD DAYS-』は、10月1日(土)より新宿K's cinemaほか全国順次公開
© 2014 New Rose Films, LLC
■『サラダデイズ-SALAD DAYS-』公式サイト
curiouscope.jp/SALADDAYS/
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