「へい、タクシー」と手を大きく振りかぶってタクシーを止めていたのは今や昔の話。アプリをダウンロードして数分で乗車ができる、いわゆるタクシー配車アプリのサービスが日本にも根付いてきた。中でも草分け的存在の「Uber」は、タクシーだけでなく、ハイヤーや個人のドライバーとも提携しており、目的地にスムーズに送り届けてくれることでシェアが拡大している。そんな「Uber」が新しく「UberEATS」という画期的なデリバリーサービスを始めるという。
「UberEATS」は、「Uber」のプラットフォームを活用して、オンデマンドで食事を届けるというサービス。「それって普通の宅配では...」と一瞬よぎるも、いわゆるピザ、寿司、弁当などとは一線を画すレストランのラインナップがご自慢なのだ。例えば、予約の取れない人気イタリアン「ダルマット」や、おなじみの焼肉レストラン「トラジ」なども参加しており、まさかの家で味わえるというありがたさ。
「UberEATS」ジェネラルマネージャーのサイモン・ロッシ氏は、「食事をリクエストするためのアプリを開発しました。一日疲れて帰ってきて、ただお弁当を食べるのではなく、好きな食べ物を食べてほしいです」と、疲れたサラリーマンに染みる言葉をかけてくれた。現在、サンフランシスコ、パリなど世界7カ国33都市で展開しており、東京は34都市目となる。ちなみに、シンガポールだとかき氷、アメリカ圏ではミシュランシェフのレストランとも提携しているというから、「Uber」の食への熱の入れ方がわかるというもの。
「デリバリーの制約から解放されて、好きなレストランの『あの料理が食べたい』と思ったときに呼ぶことができるんです」と、「Uber Japan」の高橋正巳社長もサービスに自信をのぞかせる。さらに、使用シーンに関して、「一人ではレストランに入りにくいときにも使えますし、逆にホームパーティをするときに、お気に入りのレストランにオーダーしたり、ピクニックでも使えますよね」と、数百円の肉じゃがから数万円のステーキまで、オケージョンに合わせて使えることをプレゼンテーションした。
9月29日(木)AM11時より、東京都渋谷区および港区を中心としたエリアで「UberEATS」サービスを開始する。エリアは順次拡大予定。なお、レストランの一押しメニューが500円で頼める「UberEATS東京ワンコインキャンペーン」も1カ月間実施される。お得な機会にぜひオーダーしてみてはいかがだろうか。(取材・文・写真:赤山恭子)
■UberEATS
ubereats.com/tokyo/