何でも一度は経験するべきだとはよく言ったものだが、英国のウィリアム王子夫妻がまさにそれをやってのけた。


夫妻はカナダのブリティッシュ・コロンビア州オカナガン渓谷で開かれた食とワインのフェスティバルを訪れ、出展ブースを回っていろいろと試食していた。ただ、そこにヴィジュアル的に得意でない人もいるであろうシーフードがあったのだが、王子夫妻は難なくクリアしたのである。

夫妻に披露されたのは、カナダ産が有名なアメリカナミガイ。日本ではこのカナダ産のものが「ミル貝」としても知られている。丸い貝の部分から大きく長い水管が突き出ているこの二枚貝は、オカナガン渓谷地域では「珍味」なのである。しかし、文末の画像を見てもらえれば分かる通り、その見た目がなかなかのインパクトなのだ。


「外観はかなり厳しいですね」とウィリアム王子はこの奇妙な姿をしたシーフードについてユーモア交じりの言葉を残して、次のブースに足を運んだと伝えられている。

夫妻はこの不気味な食べ物を全力(!?)で避けようとしていたようだが、なんと別のブースでまた同じ食材を勧められたのである。ただ、それは刺身になっていたので、夫妻も試してみることにしたようだ。かくして、2人は薄くスライスされたアメリカナミガイを口にすることになったのだ。

食べた感想を求められたキャサリン妃は「歯ごたえがあって珍しいですね。初めて見ました。とても新鮮な海の幸ですね」と述べた。

34才になるキャサリン妃は味見のあと、唇をすぼめて笑うという普段はなかなかお目にかかれない表情も見せた。

夫妻はその後も会場を回り、カレーからいわゆるおつまみのようなものまで、いろいろと試食していたようだが、やはりその日のハイライトはアメリカナミガイだろう。
王族たるもの、何でも試してみる度胸も必要だということなのだ。

William and Kate ate some 'geoduck' today. It's a type of clam. Apparently. #RoyalVisitCanada

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