庭園デザイナーなる職業が存在することをご存じだろうか?その名の通り、庭園のデザインの基礎から、和洋様々な庭のデザインなどを手掛ける職業だという。そんな庭園デザイナーとして世界的に活躍している石原和幸さんが、イギリスで開催された「王立園芸協会チェルシーフラワーショー2016」で、5年連続(!)の金賞を受賞したと同時に、最高賞の「President's Award(プレジデント賞)」までも受賞したという。かの有名なエリザベス女王から「あなたは緑の魔術師ね」とのお言葉を頂戴したという石原さんの祝賀会が10月31日に催されるというので、こんな機会はないといそいそ出向いてみた。
会場は日本人初の快挙となった石原さんの活躍を祝おうと、そして一目見ようとする人、人、人でごった返していた。司会を務めるのは人気芸人、博多華丸・大吉。「なぜ我々が司会をやっているのかと言うと、石原さんと同じくよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属しているから。石原さんは我々の後輩です」と大吉先生が言えば、華丸さんは「まだ入って2年らしいです」と情報を足して場を盛り上げる。
満を持してスピーチとなった石原さんは「40歳手前で始めた花屋は最初こそうまくいってたんですが、バブルが崩壊して花が売れなくなった。そこで2003年にチェルシーフラワーショーを見に行って、お花で世界一になろうと決意しました。2004年にチャレンジしたら金賞をいただけて」と、これまでの奮闘を語った。さらには「6回連続金賞受賞できるように頑張ります」と高らかに宣言し、会場を湧かせた。スピーチの後には、森三中の村上さん、星田英利さん、おかずクラブさん、藤井隆さんなど、ゆかりのある方々からのビデオメッセージも華を添える。
そして、いよいよ本日の目玉!世界一の庭園デザイナーによる生け花ショーが始まった。なぜか持ち時間8分と決められた中、ショーはスタート。草木をわしづかみにし、最初からものすごいペースで生けていく石原さん。それは「生ける」というより「ぶっさす」という表現に近しいほど。切ってはさすことを繰り返す姿に、華丸・大吉先生も「むやみにさしている感じがしますね...」と、しどろもどろでコメント。続くお花も以下同文といったぐあいで、集まった観客も固唾を飲んで見守るという形に...。
大吉先生が「簡単そうに生けてますけど、すごい技術なんでしょうね」と放つ言葉の通り、8分という持ち時間で瞬く間に完成したのが、この豪奢な生け花。最後は肩で息をするほど全力を出し切った様子の石橋さん。完成した生け花のテーマについては、「秋風。赤い花で紅葉を表しながら、街が赤く色づいていく感じを出しました」とコメント。なるほど、草木の間からのぞかせる紅色や紫といった儚げな色合いが秋を匂わせるように感じる。重々失礼な質問とわかった上で、大吉先生が「むやみにやっているわけではないんですよね?」と確かめると、石橋さんはにっこり笑って「頭の中ではできあがっているんですよ」と答えた。天才はひと味違う。これぞ芸術の秋、なのかもしれない。
石原さんの庭園は、ウェスティンホテル東京の「ウェスティンガーデン」や、羽田空港第1旅客ターミナルビル「花の楽園-緑の詩をきかせたくて-」などで鑑賞可能だ。(取材・文・写真:赤山恭子)
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