空気の入れ方や、ひねり方でさまざまな造形を作ることができるバルーンアート。特に長い形のペンシルバルーンで動物などを作るテクニックは有名だが、そんなバルーンアートを駆使して、とてつもなく大きな恐竜を作った達人が存在する。

https://youtu.be/ze1tCqsTsYE


バルーンアーティストのマーク・ヴァージさん。彼が作り出すバルーンアートは、お祭りなどで見かけるプードルとはスケールが違う「アート」という表現が相応しいものばかり。

泉のように湧き出るアイディアからさまざまな動物だけでなく、巨大な樹などのバルーン彫刻といえるものも作り出すことができ、今回挑戦したのはティラノサウルス・レックスの骨格標本、しかも実物大。

1400個のバルーンを組み合わせて高さ3メートル、横幅13メートルを越えるTレックスを骨一本から風船で作り上げる。今までも巨大なアートを作ってきたがこれはマークさんが作った最大のバルーンアートだという。

部分的にみると腸の塊のようでグロテスクだが、歯や小さな骨まで細部を観察しかなり忠実に再現している。
ちなみに、数百時間という時間をかけて作ったティラノサウルスのバルーン彫刻だが、数日のうちにしぼんでしまったという。このような儚さもまたバルーンアートの魅力なのかもしれない。
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