社会の矛盾に鋭く斬り込む筋金入りのリベラル派であり、映画監督である有名なマイケル・ムーア氏は13日(現地時間)、国家安全保障担当のマイケル・フリン補佐官が辞任したことを受け、現政権に対する自身の見解をツイッターではっきりと示した。
フリン氏の辞任発表直後からムーア氏は立て続けにツイートを開始、大統領補佐官であったフリン氏とロシア大使との関係が明らかになってくると、ツイートは嵐のような激しさを帯びてきた。
その関係とは、昨年の大統領選でロシアが介入したことに対し、オバマ政権が課した制裁措置についてフリン氏がロシア大使に電話で伝えたことであり、ムーア氏はトランプ大統領がこの通話の存在を知っていたことは間違いない、とツイートしている。
「はっきりさせよう。フリン氏は自分の意思でロシアに電話をしたのだろうか? そんなワケはない。彼はそうするように指示を受けたのだ。心配要らない、と伝えるように。トランプを逮捕しろ」Let's be VERY clear: Flynn DID NOT make that Russian call on his own. He was INSTRUCTED to do so.He was TOLD to reassure them. Arrest Trump. - Michael Moore (@MMFlint) 2017年2月14日
「トランプ大統領、この制裁について発表されてから1時間もしない内にフリン氏からロシアへ連絡させたのは貴方ですね? 問題ない、とでも伝えたんでしょう。裏切り行為だ! 明朝までに辞任しろ!」Hey @realDonaldTrump-1hr after Obama put sanctions on Russia YOU told Flynn 2 call them & promise em it'll be OK. Traitor!Resign by morning!
- Michael Moore (@MMFlint) 2017年2月14日
そして翌朝には、「ワシントンは昼頃ですが、まだ執務室に居座っているようですね。明朝、とお伝えしましたが」とツイート。そして更には、「もしや、ロシアのスパイとして、どう身を引くべきかお分かりにならないとか? 易しい方法(お辞めになる)か、厳しい方法(我々があなた方を弾劾します)かお選び頂けますよ」とまで言ってのけた。
ムーア氏は、大統領選の時から現政権に就くまでトランプ氏を激しく批判し続けている。しかし、今回の出来事に関して真実を追及するのはムーア氏だけではない。両党の上院、下院議員たちは、ロシアとトランプ政権との繋がりに関する更なる調査を要請している。
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